・解散総選挙へのカウントダウン

解散総選挙のカウントダウンが始まったと思いたいところですが、東国原と橋本の両知事による自民党支援活動が一気に熱を帯びてきたので、行く末が不透明です。


大方の予想では7月2日解散で8月2日投票というのが本命です。

しかし、両知事による「地方分権」キャンペーンが功を奏すまでには、もう少し時間が必要になる。

一方、東京都議選の後までくると麻生下しが本格化する。


自民党が大敗を避けようとすれば、解散を先延ばしして東国原と橋本らによる地方首長連合に活路を見いだし、民主党の「政権交代」から改革派自民党の「地方分権」に争点をすり替えたいはず。

ところが、自民党の総裁は「うぬぼれ太郎」なので、自民党のことよりも自分の実績を残す方に重点を置くだろう。

日本の政治よりも麻生太郎の政治実績を歴史に刻むことに固執している彼の本分からすれば、身を投げうって(総裁選前倒しを受け入れる)自民党の窮地を救う懐の深さを見せられるとは思えない。


麻生太郎では自民党が下野することは確定的なので、自民党としては麻生を引きずり下ろすタイミングを見計らっている。

しかし麻生太郎はそれを阻止するべく解散をちらつかせてけん制する。

日本の国民のことを考えて政治をするつもりは、すでに消え失せてしまっていますね。

自民党の生き残りを掛けたあがきが功を奏すか、麻生太郎が自我を押し通すか。

どちらにしても、日本国民の利益にはなりません。