・麻生総理番記者に聞く

総理番の新聞記者とかなりの時間、話しをする機会がありました。

正確には、つい最近まで総理番だった記者さんです。

いろいろな疑問に答えてもらいました。

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●麻生総理ってどんな人ですか?

近くにいると、まったく理解できない人ですよ。昨日言ったことでも「そんなこと言ったっけ」とすぐに忘れたふり(本当に忘れているのかも)。

●なぜ、解散しないんだと思いますか?

解散のチャンスは何度も好機があったはずですが、そのたびに決断しなかった。(できなかったのかどうかは不明)

●オフレコとオン(テレビカメラの前など)で違いはありますか?

ぜんぜん違います。オフレコの発言はコロコロと変わるのが当たり前。

●側近との関係は?

鳩山(弟)には総裁選の本部長を任せるほどで、まさか当人(鳩山)も西川社長ではなく自分が切られるとは夢にも思っていなかったはず。中川(酩酊)はたまに遊説で同行されることもあるが、表に出て支えてもらえる状況ではない。

●長野県に応援演説に来たわけは?

長野一区の小坂への応援はオマケで、本命は麻生さんが総務大臣だった時にかわいがっていた二区の務台を応援するためだった。帰り道に八王子で都議候補者の応援に立ち寄ったが、これも総務大臣の時の部下。

●麻生さんはだれのために動いているの?

長野に応援演説に入った経緯からもわかるように、仲間うちやお友達を大切にしているようです。巡り巡って自分のためになるようにとの思いが強い。

自民党は何で麻生太郎を総裁にしたんですか?

解散総選挙の看板として麻生太郎の人気を利用しただけのことであって、まさか総理大臣を本気で勤め続けてしまうとは予想もしていなかった。

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公にできない生々しい現場のようすもあり、永田町のど真ん中で活躍した総理番記者の実態に触れることができました。

印象的だったのは「近くにいると麻生総理のことは本当にわからない。離れて少し理解できるようになった」と聞かされた時です。

永田町の面々や自民党の方々が国民不在の茶番劇を繰り広げてしまう原因は、仲間意識と近親相関が大きいのではないかと思います。