・田中康夫が動き出す

田中康夫・前長野県知事の名前が全国ニュースに取りざたされるようになりました。

県知事として派手なパフォーマンスを繰り広げていた頃や、新党日本を立ち上げた当初はマスコミへの露出度は高かった。

しかし、民主党と会派を組んで、表舞台では影が薄い状態が続いていました。

ネットの中ではあちこちに出没していたようですが、万人向けの普通のマスコミにはほとんど名前が出てくることはありませんでした。


ところが、総選挙で民主党が躍進することが確実視され、空白区の候補擁立の話題が増えるにつれて、田中康夫氏の鞍替えがクローズアップされてきました。

公明党太田昭宏代表が出馬する東京12区や冬柴鉄三同党前幹事長の兵庫8区など、民主党が公認候補を決めていない「空白区」が対象となります。


鳩山氏は15日午前、田中康夫氏と会い、兵庫8区を念頭に参院からのくら替え出馬を要請したようです。

田中氏は「小沢氏が国替えするなら考える」と語ったという。

午後には、当の小沢・民主党代表代行と田中・新党日本代表が都内で協議したが、結論は出ませんでした。

民主党内では、「田中氏を衆院にくら替えさせるのは難しい」との見方も出ている。


どうせ落選させるなら党代表の太田昭宏が妥当でしょう。

党の顔を落選させるものかと、創価学会が得意技の住民票大量移動を画策することも考えられますが、今からでは選挙権を失ってしまうので無意味。

すでに、相当数の住民票の移動を終えているでしょうから、東京12区の創価学会票は通常なら盤石のはず。

東京都議選でも計画当選で誇示して見せた実力は侮れません。


しかし、都会では絶大な人気を誇る田中康夫氏が鞍替えするとなれば話は別です。

浮動票を味方につけて勝利する可能性が考えられます。

冬柴などという「昔の名前」を懲らしめるのではなく、今の日本を苦しめる元凶である自公政権にふんぞり返っている現役に鉄槌を加えるべきだ。


民主党田中康夫氏の英断に期待する。