・政権選択選挙が始まる

いよいよ解散総選挙です。

序章となったこの3連休は与党と野党のおかれた状況をそれぞれの代表の行動が如実に表していました。


攻める民主党は鳩山・民主党代表が精力的に地方遊説に飛び回りました。

18日には香川、徳島両県、19日には沖縄県に入り、20日には神奈川県の新人候補者の応援などにはいりました。


一方の麻生・自民党総裁は、どこからもお呼びがかからないのと本日開かれるつるしあげ懇談会に備えて予行練習で手一杯。

自他共に認める追い込まれ解散ですよ。


さて、与野党激突の注目選挙区となった兵庫8区(兵庫県尼崎市)で、立候補の意向を示す新党日本代表・田中康夫参院議員が神戸市を訪れ、「公共事業や地方分権のあり方を兵庫8区から皆さんと一緒に変えたい」と報道陣に〈出馬宣言〉。

田中氏は「神戸まつり」でにぎわう神戸市中央区で街頭に立ち、「『小泉構造改革』で国は借金が増えた。医療や福祉は切り捨てられた。明治維新が国を開く『開国』なら、今こそ国を改める『改国』をしなければならない」と吠えた。

その後、報道陣の取材に応じ、「国土交通行政を変えたいという強い思いがある」と述べるなど、早くも、国土交通相だった冬柴氏を意識した発言も飛び出した。


政権与党となることを前提として戦う民主党と、「失格」の烙印が押されることになった自民党

民主党のマニュフェストが政権党の政策として次の日本をつくる土台となるのは確実なので、自民党は「政権党の政策」の重箱の隅をつつく野党戦術で来るでしょう。

迎え撃つつもりでしっかりとした政策を訴えないと「政権担当能力」を疑われることになった民主党候補者は、新人であろうとも「頼りがいのある政治家」として堂々と選挙を戦う姿が求められています。