・創平は偉かったから一郎に一票

40日間と史上最長の選挙戦も、8月30日の投票日まで半分を切った。

建前上の選挙開始日である公示は18日だから、もう少し先になるが、実質的には選挙が始まっている。


「一票をお願いします」と、あからさまにお願いすることはないが、「宮下一郎は・・・」と連呼する街宣車が選挙区を縦横無尽に走り回っている。

宮下一郎陣営は、違法ポスターを放置しても警察に叱られないし、公示日前でも候補(予定者)の名前を連呼しても許される。

上伊那では絶大な権力を誇る「宮下創平」の睨みは、警察をも委縮させるのだからすごいと思う。


違法なことをしていても見逃してもらうほどの警察からのバックアップを受けている宮下一郎だが、ここへ来て選挙戦術に変化がみられるようだ。

「創平さんにはお世話になったが一郎はだめだ」という声を受けて、「一郎」で戦うのではなく「創平の息子」として親の七光にすがる戦術に切り替えたようだ。

先日の森元首相の長ったらしい演説でも、多くの時間を割いて「宮下創平は素晴らしかった。一郎はその息子だ」という定義がされていた。


候補者の力では自民党への逆風を乗り切れないと見た選対の判断だろう。

宮下一郎選対が判断したのか、自民党県連が考えたのかはわからないが、どちらにしても宮下一郎個人の力では選挙にならないと見切りを付けたことになる。


有権者もバカにされたものだと思う。

候補者ではなく、その親で選べと言われているのだから。

そう言われて「創平先生は素晴らしかったから一郎に入れよう」と思ってしまうところが自民教の恐ろしさだろう。


自民党の候補者に投票することが如何にばかばかしいかは、親がしゃしゃり出てくる国政選挙という視点で見ればわかりますよね。