・選管が便宜をはかった自民党

1日に群馬県庁で開かれた衆院選当選者への当選証書付与式で、群馬2区で当選した民主党石関貴史氏(37)が受け取りを拒否する一幕があった。

式に出席した石関氏は証書を渡そうとした県選管の高山昇委員長に対し「2区で証紙の張っていないポスターが多数あった。県選管に再三申し上げたが明確な回答がなかった」と述べ、他陣営の違反行為を指摘したことへの県選管の対応を批判。「責任をもって回答をいただきたい。納得のいく説明と合わせてあらためて証書をいただきたい」と話した。

県選管によると、当選証書を受け取らなくても当選の効力に変わりはない。 =2009/09/01 産経新聞

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さすがに産経新聞だけあて、記事の核心であるところの自民党の部分は隠してあります。

群馬二区の自民党の候補者は笹川堯でありました。

石関氏が指摘した張本人が笹川であったことは想像に難くない。


選挙違反というのは、どこの陣営でも何らかの形で手をつけているはずだ。

金と酒にまつわるもの以外は、選管から警告が来た段階で速やかに対処することで事なきを得る。

ところが、一部の有力者には選管が警告を遠慮して結果として便宜を図ることもある。

群馬県の選管は、違法ポスターの黙認という形で笹川に便宜を図ったと思われても仕方がないですね。


ここ長野五区でも、選挙の公示前には宮下一郎の違法ポスターがあちらこちらにあっても、放置されていました。

市民からの通報があっても、黙認が続けられました。

さすがに、選挙期間になったら「それなり」に指導されたようで、違法ポスターは減りましたが、他の陣営ほどには厳しくなかったようです。


警察や選挙管理委員会と蜜月の関係にあることで、選挙を有利に進めていた自民党

凋落した自民党には、かつての便宜供与は期待できないかもしれない。

常勝のために張り巡らされた「自民党の特権」が剝ぎとられることで、自民党の戦闘能力はさらに削ぎ落されることになると思う。


政権交代で、自民党政治が日本の隅々に残した膿をすべて出し切らないと、ゾンビのように自民党が復活することも考えられる。

本当におぞましい存在だな、自民党という政党は・・・。