・松本空港がなくなるようだ

松本空港が存亡の危機です。

なくなっても困らないので、県の財政を圧迫している現状からすると、踏ん切りがついてちょうどよいと思います。

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深刻な業績不振に陥っている日本航空は、経営改善計画の中に赤字路線を抱える長野県の松本、静岡、それに神戸など国内の7つの空港での業務から撤退することを盛り込む方向で検討に入りました。

これに合わせて日本航空は、国内線については松本空港の札幌、大阪、福岡便を含む29の路線を廃止したいとしています。

松本空港では日本航空子会社の日本エアコミューターが大阪・札幌・福岡便を運航していますが、日本航空が完全撤退すれば定期便がなくなる可能性もあります。

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無理して存続させる必要があるのかな?

日本全国に、無用の長物として空港が乱立しているのは既知の事実です。

「せまい日本 そんなに急いでどこへ行く」(昭和48年の交通安全年間スローガン)ではないですが、一部のビジネス利用を除いて、頻繁に空を飛んで日本中を駆け回る必要がある人は少ないでしょう。


過大な需要予測に基づいて、各地で建設された空港のほとんどは赤字経営に陥っている。

空港の機能が目的なのではなく、空港施設の建設が真の目的だから、すでに目的は達成されているのだ。

目的を遂げたあとは、速やかに廃止するのが当然だと思う。


利用客がどんどん減っている現状からすると、廃止による影響は少ないはずだ。

しかし、松本空港がなくなれば、リニアを北へ迂回させようとする動きはさらに強くなるだろうな。

JRが合理的とする直線のCルートへの反発がこれまでにも増して激しくなる。


政権与党となった民主党の地元議員のお手並み拝見とまいりましょう。