・シャッターの修理は大変だ

いつものことだが、週末が休日にならずに忙しい。

平日は稼ぐ仕事で、週末は家庭の作業という区分けをしている。

今週末のメインは倉庫のシャッターの修理。


その前に、玉ねぎの植え付けがまだだと気がついた。

時すでに遅し、農協でも苗の取り扱いは終了していた。

ただし、売れ残りの「ショボイ」赤玉ねぎの苗があって、どうですかと聞かれた。

ダメもとで植えることにして「いくらですか」と尋ねると、『タダ』だった。

ラッキー!


時期遅れなので地温を上げようとビニールマルチを敷くことにした。

ビニールマルチは使い終わったあとが厄介な廃棄物になるので使わないようにしていたが、今回は背に腹は代えられない。

10年も前に買って使わずにとってあった黒マルチを引っ張り出して来て畑に敷いて使った。


翌日(今日ですが)は、いよいよシャッターの修理に取り掛かる。

高さ4メートル、幅3.6メートルのかなり大きなシャッターだが、壊れて閉まらない状態だ。

先日、突然降り出した雨にあわてて、リフトを下げ忘れたまま倉庫から出ようとしたフォークリフトが、出入り口上部の梁に衝突して梁のトラスが歪んでしまった。

このトラスにシャッターは取り付けられていたので、見事に歪んでしまったのだ。


梁のゆがみを矯正するにはシャッターが邪魔になるので取り外さなければならない。

しかし、シャッター内部の構造を知らないので取り外す段取りが見当つかない。

いつものことだが、分からないものは分解しながら考える。


最大の難関は、シャッター本体の重さが相当あり(4m×1.8mの鉄板だからね)、外すのも再度取り付けるのにもどうやって持ち上げるかだ。

バーを取り外して内部が見えるようになった状態のまま、眺めること数十分。

フォークリフトの爪にパレットを取り付けて、その上に丸めておくことにした。

こうしておけば、パレット上からシャッターの巻き取り部までの1mほどの重さだけを持ちあげればいい。

プロがどうやっているかは知らないが、うちにある機械で何とかしようとするとこの方法がよさそうだ。


こうしてシャッターを分解し、梁をむき出しにすることに成功したところで、やはりフォークリフトの出番だ。

ぶつかって歪めたのだから、全く逆のことをやれば矯正できるのではないかという乱暴な発想だ。

フォークリフトのアームと梁のトラス間に当て木をして、アームを前倒しにする。

ある程度まで梁が戻ったところで、フォークリフトが後ずさりしてしまう。


後輪に車止めをして、もう一度挑戦。

フォークリフトは後ずさりせずに、梁が逆に歪んだ状態まで押し込めた。

フォークリフトを離すと、かなり戻るので、戻った状態が直線になるところまで行くのは勘に頼るしかない。

3.6mの梁が10cmほど逆に歪んだ状態までやったところ、戻って直線に落ち着いた。


あちこちが曲がってしまったシャッターの構成部品を板金加工で手直しして、正常に動くように組み立て終わると、ちょうど女たちが買い物から帰ってくるところだった。

おやつを食べて、へとへとで寝込んでしまった。

寝て疲れを取らないと次に待ち受けている「ラーメン打ち」のエネルギーが補充できないからだ。

今夜の夕食は、手打ちラーメンが食べたいということになったので、疲れた体に鞭打って(ちょっと大げさ)ハルユタカでラーメン作り。


加水率を少しずつ変えて、ベストの値を探っているが今日は42.5%でやってみた。

40%だとちょっと硬すぎたからだ。

かなりいい麺が打ち上がって、おいしくいただいた。

これにて今日のエネルギー残量はゼロ・・・。

早く寝よ〜。