・みぞれが降ってきた

週末を利用して、窓に断熱パネル(中空ポリカボーネート)貼りまくった。

窓からの景色が歪むという欠点はあるものの、ほとんどの部屋の結露は止まった。

窓からの中央アルプスの景色などは捨てがたいものがあるが、見たい時には窓を開ければいいわけで、そもそも窓越しに景色を眺めることは稀だから実害はない。


結露が止まっていないのは、元々湿度が高い風呂とキッチン。

これ以上は湿気を換気で排出する方向性が正しいと思う。

これまで、思いのほか結露が激しいと感じていたトイレだが、常時換気だから居室の暖気を吸い込んでいるからだとわかった。


昨晩、二つあるトイレの片方の窓に断熱した状態で温度計を置いた。

今朝確認したところ、どちらも7度だった。

断熱した窓の方は結露がなくなっていたが、断熱していない窓は結露している。

断熱の効果は出ているのに温度が変わらないのはなぜか。

便器の換気塔から排出する空気がトイレの扉の隙間から供給されて、その暖気によってトイレ内部が暖められているからだと思う。

暖かい空気を吸い込めば、そこには水分が多く含まれているので結露しやすくなるのだろう。


さて、一部の窓と玄関を除いて、予定していた断熱リフォームが一区切りつく見込みとなった。

そこで、これまでは居室単位で熱負荷を計算していたものを家全体に拡張してみた。

建設当時の家全体のQ値は9.8!

恐ろしく寒い家だったことが計算からも裏付けられた。

一通りの断熱リフォームをした現状は、Q値が4.2まで大幅に低下した。


しかし、低下したといってもまだ温暖地の新省エネルギー基準(平成4基準)のレベルに到達しただけだ。

ここ駒ヶ根は準寒冷地だから目指す次世代省エネルギー基準(平成11基準)ではQ値が2.4。

試算したところでは壁の断熱が不可欠になる。

外壁のサイディングをはがしてGWを貼り付ける工事が必要になる。

大がかりな工事になるから、冬本番目前の今の時点では手掛けられないし、年末でそんな暇もない。


今、外が急に騒がしくなってきた。

窓を開けて見たらみぞれが降ってきた。

週明けには雪が降るような予報だから、明日はスタッドレスタイヤに履き替えた方がよさそうだ。