・自民党が改革クラブに議員を派遣

自民党が「終わった」と確信するような出来事が起きました。

幹事長自らが「国民に理解されない」と認識しているのだからどうしようもない。

     ◇                    ◇

『改革ク・松下氏トレードで自民へ 離党の山内氏と』

自民党大島理森幹事長は5日、同党と統一会派を組む改革クラブ松下新平参院議員(43)=宮崎選挙区=を自民党に入党させ、夏の参院選に同選挙区から擁立する方針を表明した。

 同時に山内俊夫参院議員(63)=香川選挙区=が昨年末に提出していた自民離党届を受理、山内氏が近く改革クラブに入党する方向で調整を進めていることも明らかにした。党本部で記者団に語った。

 改革クラブは松下氏が抜けると、国会議員の数が政党助成金の交付要件である5人を割り込むため、それを避ける狙い。松下氏と山内氏を“トレード”した形で、「助成金目当て」と批判を招くのは必至だ。

 大島氏は「国民に理解いただけないところがあるかもしれないが、改革クラブの政党要件が崩れ、多大な迷惑をかける可能性がある」と述べた。

 松下、山内両氏は今年改選。山内氏は出馬せず政界引退の意向を示し、松下氏は自民党からの出馬を希望していた。

=2010/01/05 【共同通信】=

     ◇                    ◇

改革クが独自性のある政党ではなく、自民党の別働隊として組織されていることの証です。

政党交付金目当てに政党間で議員を融通するなんて、まともな政党がやることではない。

政権の座から追い払われた自民党の末路は、悲惨なものになりそうです。