・小沢幹事長の批判記事が本当なら

昨年の衆院選では政権交代のために尽力したと自負しています。

民主党による新たな日本の将来を期待してのことです。

しかし、だからといって「選挙で勝たせたから何でも信頼する」とはならない。


鳩山首相が母親からもらった巨額のお小遣いや小沢幹事長の裏金疑惑は、野党の時なら「国策捜査だ!」と批判することができましたが、与党になった今は「官僚による妨害だ」と矛先を変えるしかないのが民主党の弱みです。

検察が絶対の正義だとは思いませんが、火のないところには煙が立たないのだから何らかの不正が潜在している可能性は排除しないで冷静に注目しようと思っている。

そこで、民主党に批判的なマスゴミの記事の中から、「本当だったら民主党はダメだな」と思わせるものを拾い出してみたいと思う。

小沢幹事長に関する産経の記事から。


秘書たちの朝は早い。下積みの書生との違いは「秘書の名刺を持っているかどうかだけ」(元秘書)。午前5時から素手で庭の草むしりを始め、それが終わると朝食の準備、配膳(はいぜん)までこなさなければならない。
 大手ゼネコンが建てた立派な鳥小屋の掃除と世話、小沢の家族全員分の洗濯にぞうきんがけ…。
 「草むしりもしないで人の上に立てるか」
 小沢はよくこう語っていたというが、元秘書は「そういいつつ、自分の息子たちには雑用や家事手伝いをさせたことはなかった」と指摘した。
本当なら人の上に立つ資格はない。



小沢の周辺関係者によると、深沢の土地は、秘書たちが結婚して家族が増え、従来あったこの3棟が「手狭」になったために、新たな秘書寮を建設する目的で取得したとされている。
 政治資金収支報告書によると、深沢の土地に建つ秘書寮の建築費は2棟で約5500万円。建築計画概要書などによると、いずれも木造合金メッキ鋼板ぶきという比較的簡素な構造だ。
 寮のすぐ前を川が流れているため付近では地盤沈下も発生している。しかし、この秘書寮の新築工事では、くい打ちや地盤改良などを施した形跡はない。
 そんな秘書寮が建設された理由に、小沢事務所関係者は異を唱える。「秘書の家族はほとんど地元の岩手で暮らしており、『手狭』は理由にならない」
 さらに「秘書たちは誰も寮なんかに住みたくない。いつでも壊せる造りになっている秘書寮の建築は見せかけで、本当の目的は土地を息子たちに譲渡するためだ」と推察する。
本当なら国を語る資格がない。



2棟の秘書寮には、土地代と建設費を合わせて約4億円が投じられている。このほか、都心のマンションなども購入し、事務所として使っている。小沢はなぜ、陸山会の巨費を投じて不動産を買うのか。
 小沢は19年2月の会見で「できるだけ献金を資産として有効に活用するほうが献金した人の意思を大事にする方法だ。賃貸では政治団体の資産からなくなってしまう」と説明した。
 だが“真意”を知る秘書は一人もいないという。
 土地代金の原資がゼネコンからの裏献金との見方を強めている捜査関係者はこう話す。
 「現金で持っていると危ないから、不動産に変えようと思ったんだろう」
本当なら政治資金を受け取る資格がない。


本当かどうかわからないから、捜査の行方を見守るしかない。

民主党が党内に調査チームを作って自浄作用を発揮すればいいのだが、民主党が作ったのはこともあろうに『捜査情報の漏えい問題対策チーム』

毎日新聞1面裏面に「民主『対検察』の旗掲げ」の記事。

この記事の内容によると、民主党の役員会で高嶋良充参院幹事長が「検察とマスコミの癒着」と言い切り、捜査機関による情報漏えいを調査するチームの設立を提案し、異論なく了承されたという。

民主党の気持ちもわからないではないが、表だってやったらどのような批判を浴びるのかに考えが至らない浅はかさが残念だ。


この地から送り出したボンクラ議員を例に出すまでもなく、民主党内にはロクでもないのに風に乗って国会へ送り込まれてしまった議員が少なからずいる。

国民は民主党による日本再生には期待しているが、議員の資格もないような連中に期待しているわけではない。

内向きの論理で国民の信頼を失うか、自己保身をやめて国民にすべてをさらけ出す潔さを発揮するか。

民主党の一挙手一投足は重大な意味を持つことに、見識ある側の民主党の議員諸氏は気が付いてほしい。