・オリジナル二重煙突を掃除

最近、薪ストーブの調子がよくないと思っていたら煙突が詰まっていたようだ。

灰の量が増えたし、熱さに「キレ」がなくて、モアッと燃えている感じだった。

薪投入時に煙が戻ってくるようになったら、煤が溜まったと思って間違いない。


ストーブの煙突掃除は、一シーズンに一回を目安に行っている。

ホームセンターで売っている普通のステンレス煙突だが、ちょっとした工夫を施してあるので煙突掃除は年に一回でOKだ。

高級な断熱煙突と同程度の手間いらずの煙突である。


室内はシングル煙突で、外部は二重煙突構造になっている。

内側が106mmの煙突で、外側に120mmを被せてある。

外側の煙突と内側の煙突の間には7mmの空気層ができる。

さらに、ジョイント部に気流止め加工してあるので、断熱性が高い。


曲がりの部分では、外側の煙突を切り開いて被せる必要がある。

構造は単純だが言葉で説明するのは難しいから今回は詳細な説明はパス。

高級な断熱二重煙突だと国産でも1mで2〜3万円はしてしまうが、このなんちゃって二重煙突なら2000円!

薪ストーブの設置費用の半分以上が煙突というケースもあるようですね。


我が家の薪ストーブは、ホームセンターで売っていた製品に独自の機構を加味したオリジナルです。

垂直燃焼と水平燃焼の切り替えダンパーを加えてあり、蓄熱材も数十キロ付加してある。

外見ではダンパーが追加されたことくらいしか違いはありませんが、内部はほとんど別物になっています。

二次燃焼機構や触媒がないので若干効率は落ちますが、一万円そこそこのストーブとしては十分すぎるほどの性能に高めてあります。


すでに改造して使い始めてから10年以上になるが、性能は全く落ちていない。

ストーブと煙突で総額2万円ほどだから、かなりコストパフォーマンスは高いですね。

欠点は耐熱ガラスで中の炎が見えるというタイプでないこと。

暖房能力には関係ないから困ることはないですが。