・駒ヶ根が太陽光補助25万円に増額

政府は11日、地球温暖化問題に関する閣僚委員会を開き、今国会に提出する地球温暖化対策基本法案を内定した。

2020年までに温室効果ガス排出量を1990年比で25%削減する中期目標を明記。

その実現に向けた具体策として、企業間で温室効果ガス排出枠を売買する国内排出量取引制度の創設や、化石燃料に課税する地球温暖化対策税(環境税)の検討などを盛り込んだ。

ここまではいい。

しかし、「原子力発電所の安全の確保を旨として、国民の理解と信頼を得て推進する」というのはいただけない。


家庭から出るエネルギーの削減に一生懸命に取り組んでいる人の多くが、「脱原発」を願っていると思う。

太陽光発電エコキュートなどに大金を費やして、オール電化の快適な生活を謳歌している人たちとは違い、地道な省エネで効果をあげている人が多いと思う。

これらのエネルギー機器がダメなわけではないが、免罪符に使われているケースが多いように思う。


太陽光発電は買い取り価格が二倍になって、元が取れるどころか儲かると宣伝するところもある。

さらに、駒ヶ根市では補助金がkw当たり5万円で上限25万円に引き上げられたので、条件は整ったように感じる時もある。

しかし、これほどまでに手厚い保護政策に守れているからには、裏があるはずだ。

先日も試算してみたが、今回は補助金の増額も盛り込んで詳細にコストを試算してみた。


結果は、やはり23年目でやっと元が取れる計算になる。

4.32kwのシステム価格はkw当たり66万円、パワーコンディショナーは10年、売電メーターは7年で更新する条件だ。

10年目では110万円の赤字。

20年目でも14万円の赤字が残る。

この先は、運が良ければ(無故障)の範疇にはいりこむので、元が取れるかどうかという観点からすると怪しくなる。

※この試算には間違いがありました。詳細は3月17日の記事へ ⇒ ・太陽光発電で元を取れなくはない


太陽光発電を否定しているわけではないが、高額な出費に見合う効果が期待できるかどうかという判断からすると、多額の補助に守られているだけあって最優先に取り組む必要はないと思う。

でも、机上の空論でダメだししても何なので、実際に設置した場合の見積もりを取って、実績ある業者のシミュレーションで検証してみるつもりだ。

原子力でつくられた電気を使い続けるのは気持ちが良くない、というのが本音のところにあるからだ。


今日は、ちょこっとエコをやってみた。

LED電球デビューです。

すでに、電球はすべて蛍光灯に変更してあったのだが、トイレがちょっと暗かった。

蛍光灯の弱点で、明るくなるまで時間がかかるからだ。

その点、LEDはすぐ点く。


白熱電球60w相当で2980円とかなりのお買い得だったが、それでも蛍光灯の10倍する。

電気のエコは金がかかるな。