・道路利権の族議員を目指す加藤学

昨夏の衆院選民主党の公約は「コンクリートから人へ」だった。

長野五区のボンクラ候補も党の公約だから仕方なく『口約』していた。

そのボンクラこと加藤学が昨日衆院本会議の質問に立ったらしい。


党内でも「使い物にならないし、扱いにくい」と悪評ばかりが目立つ加藤学だが、やっと表舞台に立つことを許されたようだ。

しかし、口を開けたら「伊那谷に道路を作ってくれ!」。

さすがに前原国土交通相から「投資効果が期待できる事業に限定する」とくぎを刺された。


加藤学の言い分はこうだ。

伊那谷のように鉄道の便が良くないところではインター増設が高速道路の利便性を高め、地域に経済効果をもたらす」

地元に道路を作る典型的な利益誘導型政治屋の言い分そのものだ。


さらに、財源には高速道路料金割引の原資3兆円を使うことをアピールしろと前原大臣に迫った。

おいおい、選挙期間中に作ってやったおまえの政策チラシには、そんなことは書かなかったぞ。

「不要不急の道路は後回しにして、教育福祉に使います」と、訴えたはずだろう。

二枚舌もいい加減にしてもらいたい。


加藤学というボンクラ政治家は、選挙期間中から二枚舌を使い分けていたので、マスコミ関係者からも大変に評判が悪かった。

「新人のうちからこんなんでは、ろくな政治家にならない」(主力地方紙の記者談)

その通りになっているから二の句が継げません・・・。


地元へ帰って福祉関係者との懇談に臨む時には、「民主党はコンクリートよりも人を重視するべく政策を練り上げています」と、口からでまかせ。

土建屋の会合では「福祉予算は十分に確保したから、これからは道路建設に重点配分させます」と、巧みな二枚舌で翻弄する。

もちろんマスコミが見逃すはずはないので、マスコミがいない時や場所を見計らって口約するのが常套手段です。


それでも加藤学のファンクラブの方々は信じたいかもしれないが、当人のブログには道路予算の獲得を誇らしげに書いてあるらしいから確認してみるといい。

百聞は一見に如かずというが、選挙時と当選後の言動と行動の不一致がはなはだしい実態に驚かれるだろう。

こそこそと影に隠れて利益誘導して何の得があるのかと思うが、政治家を金儲けの職業と割り切っている加藤学という政治屋のことだから、懐に入ってくる喜びを知ってしまったんだろうと思う。