・長野県知事選で連合と民主党県連

左から近藤・連合長野会長、村井仁、民主党北沢俊美長野県の村井知事が、再選を断念した。

4年後は77歳だから当然でしょう。

田中前知事憎しの連中が寄ってたかって村井を応援して(もちろん裏献金も含めて)、長野県政を後戻りさせてしまった4年間だった。


バリバリの自民党でありながら連合長野の全面的支援を受けたことで、連合の存在価値は地に堕ちた。

民主党も田中嫌いに凝り固まって、裏では村井を支援する始末。

長野県の奇怪な政治構造が生んだ、前時代の知事が村井でした。


引退するとなれば、民主党や連合は今度はどんなバカをやるのでしょうか。

聞くところによると、阿部元副知事を支援するようです。

連合の近藤会長は阿部氏について、「田中県政の身近にいたからこそ、プラスに変えていけるのでないか」と語ったという。


県職員の過剰な雇用を守るために反田中に全力を挙げ、村井県政で公務員が安住の時代を過ごした。

県知事選に出馬したいと、あちこちに支援の行脚を繰り広げた阿部氏が連合と「手形」を交わしたことは容易に想像できる。

田中県政との違いを阿部氏が示したことで、公務員の利権に「プラスに変えていける」となるんだろう。

ご都合主義の連合に長野県民の蔑視が注がれる日がまた来るということだ。


連合に連動して民主党長野県連も阿部氏支援で固まっているという。

表向きは「独自候補擁立を含め対応を検討する」と言っているが、11日の阿部氏との懇談で下打ち合わせを終わっていると見た方がいい。

県連が独自候補を立てるとロクなことはない。

長野市長選挙の再現などまっぴらごめんだ。


どうやら次期長野県知事候補は利権がらみの阿部氏と、市民感覚の松本氏の戦いになりそうだ。

長野市長選挙と同じ構図だとしたら、接戦が予想される。

民主党がバカ丸出しの再現で庶民の邪魔をするのだけはやめてもらいたい。