・財源は選択と集中で優先順位

昨日、長野県知事に立候補を予定している松本たけし氏の政策発表があった。

松本猛さんが知事選に向け「30人学級実現」などの公約を発表 SBC

「あなたと創るふるさとの暮らし」 松本猛氏が政策発表 NBS

松本猛氏が政策発表「浅川ダムは再検証」 abn

各社の報道(SBCとNBSは映像つき)を見れば、松本候補(予定者)の主張が明確に示されている。


基本政策だから、選挙になればさらに具体性が増すものと期待している。

市民派候補の限界として、財源や行程表を示すのは困難だろうから、せめて優先順位くらいは付けてもらいたい。

すべてやりますでは、良い放しの『口約』になってしまうから。

財源については、「選択と集中の視点で不必要な事業を削り、優先順位を考えたい」とした所は評価できる。


阿部守一氏は、後出しジャンケンに徹しているので来週あたりに政策を発表するのだろう。

こちらは、内閣が刷新された民主党を背後につけた連合所属の県職員の支援を受けているから、官僚に助けられた見事な政策を作ってもらえるという利点がある。

自らも官僚出身だから、官僚による官僚のための政策で村井県政の継続が基本路線になるはず。


市民による手作りの選挙を地で行く松本氏と、政権与党と官僚に担がれて選挙を戦う阿部氏という構図だ。

最後は人柄と信頼性が決め手になるだろうから、市民派の阿部という化けの皮が剥がれてしまうと勝負にならない。(矛盾した言い回しだが阿部氏本人が市民派と言っているので…)

そこで、阿部氏が政策発表では、市民派候補という付け焼刃をまとわないことを期待したいと思う。