・2030年に3割減という低い目標

CO2排出量「2030年に3割減」 経産省が目標試算

経済産業省は8日、2030年の二酸化炭素(CO2)の排出量について「1990年比30%程度削減する」との試算をまとめた。20年までに同25%削減、50年までに同80%削減という政府目標はすでに掲げられているが、30年時点の削減水準を正式に試算したのは同省として初めてだという。

 政府は月内にも、「30%削減」を30年までのエネルギー政策の方向性を示す「エネルギー基本計画」に盛り込み、閣議決定する予定。次世代自動車や省エネ型住宅の普及など同計画の施策の実現が達成の前提としている。

 30%削減は、すべて国内の省エネなどで削減する「真水」で、海外からの排出枠購入分などは含まれていない。部門別の内訳はオフィスや商店などの業務が同37%減、家庭が同34%減、運輸が同29%減、産業が同27%減。

 30%削減に必要な費用は累計で131兆円と試算。ガソリン代や電気代が安くなるなど省エネの利点を差し引いても62兆円が必要だという。 =朝日新聞 2010年6月8日=

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30%削減というと大変なことにように感じる人もいるが、浪費している現状を基点に考えれば大したことはない。

多くの家庭では、大した投資を伴わずとも省エネだけでこれくらいはいけるのではないかと思う。

多額の費用がかかる太陽光発電を導入して、50%削減に達しないようでは生活水準の見直しから入った方がいいだろう。


昨日、太陽光発電の契約書にサインした。

市や国の補助金の申請が通り、中電との調整にはなお一月以上かかる見込みだ。

我が家の太陽光システムが電力を生み出すのは8月に入ってからになるのではないかと思う。


詳細は後日報告するが、太陽光発電が稼働すると我が家の温室効果ガス排出量はマイナス、すなわち排出量よりも太陽光発電による削減量が大幅に上回る。

自家用車が消費するガソリンが最大の温室効果ガス排出源だが、電動アシスト自転車と電動スクーターの利用で、少なからず削減されていると思う。

それでも生じる温室効果ガスは太陽光発電によって相殺され、さらに一般家庭一軒分の温室効果ガス排出量に匹敵する削減量が加味される。


90年度比30%削減などという低次元の話でつべこべ言わずに、削減できる人はどんどん先を行くべきだと思う。