・自己都合で選挙する民主党

国会の会期は延長されるのか、しないのか。

国民新党の出方と、民主党に対する「ご祝儀世論」を秤にかけて、参院選にどちらが得かの判断で揺れているようです。

民主党が選挙目当ての政党に堕落したことは非常に残念です。


昨夏、日本の政治の歴史に残る「政権交代」を成し遂げた時には、退廃した自民党政治からの脱却という錦の御旗があった。

この御旗の前では、多少の無謀や稚拙は国民が甘受した。

しかし、政権与党となった民主党には、もう甘えは許されない。


参院の勢力安定のためだけに郵政法案を取り扱い、世論調査が高まれば一目散に選挙に突入したいあまりに衆院を強行突破した郵政法案でも廃案にしてしまう。

自己都合に政治を利用する、自分勝手な政党になってしまった民主党が情けない。


日本の主権者は民主党の国会議員ではなく、国民だ。

首相が代わり、内閣の顔ぶれが目新しくなったことで支持政党をコロッと変えるような見識の低い国民でもある。

民主党が国民に政治信条を問うのか、波に乗ってなだれ込む勢いだけでいくのか。

参院選は、日本の国民の民度も試されると思う。