・長野知事選で第三の候補は腰原か

長野県知事選挙の立候補説明会に四派が参加した。

すでに立候補を表明している松本猛氏と阿部守一氏のほかに二名が立候補を検討していることになる。

そのうちの一人は、選挙に出たがりの人物で、参院選にも出ると吹聴して引っ込んだ人ですから問題外。


問題なのは自民党が担ぎ上げようとしている第三の候補。

腰原副知事の名前が挙がっています。

昨日は、村井知事の腰ぎんちゃく集団であるところの信濃会、マスコミを使って腰原擁立を宣伝していました。


月曜日に最終決断するようだが、パフォーマンスに終わるというのが大方の見方のようだ。

腰原と阿部が新旧副知事という対立軸だと、民間の松本を利する。

村井県政の後継者が腰原だとすると、阿部は田中県政を引き継ぐ身、松本は新たな長野県の方向性を示すことになる。


ただし、腰原は出馬しても失うものがない。

県議や勤め人は職を失うが、村井知事とともに県政から去るはずの腰原は落選しても規定路線。

当選すればタナボタだ。


4年前、選対責任者として村井知事を当選へと導いた因果で立候補を強要されていると思うのだが、知事にふさわしいのかどうかではなく内輪の事情が優先しているところが問題だ。

だまされやすい長野県民の心の隙をつく自民党県議団の策略が今回も成功することがないように祈ろう。