・PTA会長になってください。

「PTA会長に任命します。」

こう言われたら『大変だ!』と、思いますよね。

今晩、娘が通う中学校の「将来のPTA会長」を決める会合がありました。

来年度のPTA副会長を決める会議だったのですが、副会長はそのままスライドして再来年度のPTA会長になる決まりです。


中学校に通う各地域から持ち回りで「副会長」を選出する慣習です。

来年度の副会長は、うちらの地域です。

二年続けて中学校のPTA執行部をけん引する重要な役目を担うのはだれになるのか、皆さん、不安な心持で参加されたと思います。


PTAの役員に、自ら進んでなろうという方は奇特な人の部類に入るでしょう。

言葉にはしなくても心のうちでは「できることなら避けたいな・・・。」

私も、そういう気持ちがないとは言い切れません。


寄り集まってもいきなり人選が進むわけではないので、オブザーバーとして外部役員の方々が音頭を取ってくれました。

月並みですが、末の子が通っている親が第一候補にされます。

ただし、この方法は保育園の保護者会の頃からのことなので、メンバーは固定されてしまいます。


さらに、「年長者から選んだほうがいい」と、比較的年齢の若い保護者が言い出すのも通例です。

この決め方のおかげで、私は駒ヶ根市の保育園・幼稚園連合会長という重責につかされてしまった過去があります。

その上、その年代の子どもたちが中学校に通う時までに新中学校を作りたいという前駒ヶ根市長たちの陰謀に巻き込まれて、駒ヶ根市内の半数以上の保育園と幼稚園で喧々諤々の中心に立たされてしまったことがありました。

合併特例債という、国からの飴に群がる亡者たちとのバトルが数カ月続きました。

結局は、合併が白紙になって、不要不急というよりも本来不要だった学校の新設も白紙になってしまったんです。


学校の役員というのは、めぐり合わせによっては大変な役目にもなるのですから、気軽な気持ちでは受けられないし、頼めません。

過去に会長などの三役を歴任した方は除外する方向で話がまとまり、候補者が3人ほどに絞られました。

その中から、『推薦』された二名のうちの一人が、仕事の都合で頻繁に海外に渡航するという事情が酌まれて、候補者は一人に。


当人が引き受ける意思を示してくれたので、一同・・・・「ホッ」と。

大役を引き受けてくれた方には、皆が感謝の気持ちを拍手で表わしました。