・内窓の採寸間違い

断熱リフォームで手違いがありまして、ちょっと大変なことになってます。


子供部屋の窓にエコポイントを使って内窓を入れることになってるんですが、届いてみたら寸法が間違っている!

建材屋が寸法を勘違いして短く作ってきてしまったんです。

約5cm短いので、誤差の範囲は超越していて、そのままでは取り付けられません。


工務店と建材屋で協議した結果、『一日日当の割引』で話が付きましたが、・・・。

その日当で、両端の壁を5cmふかす工事をしなければなりません。

手間がかかるついでに、壁に断熱材を入れることにしました。


砂壁を落としてラス下地を露出させると、柱内で3cmの空間が生まれます。

カネライトの30mmがすっぽりと収まる。(画像左)

工務店の好意で頂戴した杉の下見板の端材を加工して、カネライトフォームの上に打ち付けます。(画像右)

今日はここまで。

明日は、内窓を固定するためのふかし枠や、既存のサッシとの取り合いで生じる隙間などに見切り材を取り付ける予定です。


内窓は、ペアガラス仕様です。

幅2間の高さ5尺弱。

暖房効果は取り付ける前に比べて、厳寒時に264w/hの熱量を断熱します。(カロリー表示なら227kcal)

削減率は57%なので、熱負荷は半分以下になったことになります。

ペアガラスの内窓と、オリジナルの中空ポリカで3層になった障子との組み合わせで、熱貫流率は1.3(W/m2・K)と、窓としては最高レベルの断熱性になってもこの程度の削減率なんです。


次世代省エネ基準に適合させるためには、建設当時から80%もの熱負荷の削減が必要です。

今までに全体で72%削減しているので、今回の削減率57%は物足りない数字です。

やはり窓の断熱性向上は、面積を減らして『壁化』しなければ。


座敷の掃き出し窓は計4枚分を壁に変えたので、暖房負荷の削減率は72%です。

高価なLow-Eのペアガラスを使用しましたが、カーテンの複合作用を加味しても熱貫流率は2.0(W/m2・K)と、いまいちです。

それでも削減率が高くなったのは窓が壁になったからです。

本日の発電量 40.8kwh