・福島原発から高濃度の放射能飛散の恐れ
福島原発が危険な状況になったようです。
今後、福島第一原発から高濃度の放射性物質が放出される可能性が高くなりました。
第3号機の格納容器の圧力が上昇し、緊急対応が必要になったからです。
放射性物質が飛散する危険度よりも、格納容器を守ることの方が優先されると判断したようです。
これまでは、格納容器から蒸気を抜く場合は、サプレッションチェンバで放射線濃度を下げる対策がとられていましたが、今回の緊急対応では無処理で大気中に放出する可能性があります。
福島原発周辺では、高濃度の放射能が飛散する可能性があるので、風向きには注意が必要です。
気象庁によりますと、福島第一原子力発電所の周辺では、現在、海側の南東から陸側の北西に向かって弱い風が吹いているとみられます。
夜には、低気圧の通過に伴って風向きが逆になり、陸側の北西から海側の南東に向かって吹く見込みです。
そして、21日は別の低気圧が接近する影響で、午後から海側の北東から陸側の南西に向かって風が吹く見込みで、21日にかけて風の向きが変わりやすい状態が続く見込みです。
長野県県内でも、今夜から明日にかけて雨が降る予報なので、放射線への被ばくには適切な対応が必要です。
パニックは避けなければなりませんが、被ばくのリスクが高まっていることを冷静に受け止めて、的確な判断と対応に努めましょう。
神風が吹いてくれることを祈るばかりです。