・救国内閣には小沢一郎が不可欠

青森県知事選挙は原発推進の現職が再選されました。
政府は、温室効果ガスを2020年までに25%削減する国際公約を撤廃する見込みです。
自民党の悪しき政治力の復権の兆しでしょうね。

未曾有の大災害に瀕して国際社会から多大な支援を受けている日本が、総理が迷走し、自民党によって後戻りを強いられているようでは、呆れられるだけです。
菅総理が退陣した後には自民党民主党の大連立政権が誕生するかもしれませんが、もし前原なんかが総理に就任したら、民主党政権交代で示した国民との約束がますます反故にされてしまいます。

菅直人ではだめなことは分りきっていても、その後釜が岡田や前原では、政権交代に期待した有権者の思いがズタズタに引き裂かれてしまう。
今の国会議員の中では小沢一郎がもっとも政権交代に込められた重大さを理解しているのだが、反面では最も国民に信頼されていない政治家の一人になってしまっている。
日本の政治が機能しなくなる大きな理由になっていると思います。

小沢一郎を擁護しているわけではありません。
でも、もっと悪人が国会議員の中にはゾロゾロいるのに、集中的に標的にされているのは一部の勢力の企みによるものです。
例えれば、私たちが自動車で車の流れに添って制限速度をオーバーして走っていたら、違法改造車じゃなくて政治活動に向かう車両が検挙されるみたいなもんです。

小沢一郎が歴史的に見て優れた政治家だとは思いませんが、今の低レベルの国会議員の中にあっては抜き出ている存在です。
特に、被災地の現状については地元選出ということだけでなく、情報網と人的情報収集能力に秀でています。
だから、菅直人を引き摺り下ろすことにあれほど必死になったんです。

国民から小沢一郎が嫌われるのはマスコミも加担して作り上げたストーリーなので、鵜呑みにする国民性では仕方が無いことです。
しかし、政治通を気取っている地方政治家や政治オタクまでも、小沢一郎を知らずに知っているようなふりをしてむやみに批判してしまっている。
小沢一郎が裁判を抱えているのは事実ですが、裁判になった経緯は理不尽な側面が強い。

本当に日本全体が復興に向けて全力を上げるというなら、推定無罪の原則を国民すべてが認識して小沢一郎への偏見を捨てるべきだと思う。
これは自民党にも強く迫りたい。

救国内閣のリーダーは、小沢一郎がもっとも適任です。
異論反論が総出すると思いますが、今の状況では余人を以って代え難い。
邪念を捨てて、国会議員の能力を最大限引き出し、国民の負託に応えられる政治家で小沢一郎以上の可能性を秘めた手練を持ち合わせる人材はいないと思う。