・節電熱中症を防ごう!

節電熱中症なる新しい言葉が生み出されるほど、過度の節電が健康に影響を与えている事故が少なくないようです。
エアコンの使用を我慢して扇風機だけにしてみたり、室温が何度になっているのかとは別にエアコンの設定は28度に上げろといわれてみたり。
今、世の中に氾濫している節電情報は、無理強いしている弊害が見受けられます。

体力が落ちているから人には節電しないように呼びかける必要があるし、エアコンの設定よりも室温と湿度に注意が必要なのにまったく触れられていない。
マスコミが事態を理解できていないのが理由の一つとして考えられます。
先日の節電術のTV取材でも、エアコンの連続使用による消費電力のピークカットが寝耳に水のようでした。

節電術が社会に浸透していない今の状況で必要なことは、「無理をしない」です。
「もうちょっと我慢できる」との思いを捨て、小さな努力をあきらめる潔さが大事です。
今すぐできて、すぐに節電に役立ち、熱中症の予防にもなる、そんな効果の高い節電術を広めたいですね。

暑くなりそうな日は、涼しいうちに出かけましょう。
お金があるなら映画や舞台、ない人はデパートで一日中過ごしてもいい。
公共の場を上手に利用しましょうよ。