・松本復興相、岩手・宮城両知事にきわどい発言連発

何か、菅政権の閣僚は大きな勘違いをしているのではないでしょうか。
上から目線。。。

           ◇                    ◇

松本龍復興担当相は3日、東日本大震災の被災地である岩手・宮城両県を訪ね、両県知事と会談した。前日の福島県に続く就任後初めての被災地訪問だが、被災者の感情を逆なでしかねない発言を連発した。週明けの国会で野党が追及する可能性もある。

 最初に訪れた岩手県庁の玄関前では、衛藤征士郎衆院副議長からもらったというサッカーボールを持ち出し、「キックオフだ」と達増拓也知事に蹴り込んだが、達増氏は取り損ねた。

 会談では、仮設住宅の要望をしようとする達増知事の言葉を遮り、「本当は仮設はあなた方の仕事だ」と指摘。仮設住宅での孤独死対策などの国の施策を挙げ、「国は進んだことをやっている。(被災自治体は)そこに追いついてこないといけない。知恵を出したところは助けるが、知恵を出さないやつは助けない。そのくらいの気持ちを持って」と述べた。また、「九州の人間だから、東北の何市がどこの県とか分からない」と冗談めかして話した。

 午後に訪問した宮城県庁では、応接室に後から入ってきた村井嘉浩知事に「お客さんが来る時は、自分が入ってから呼べ。しっかりやれよ」と語った。被災した漁港を集約するという県独自の計画に対しては「県でコンセンサスをとれよ。そうしないと、我々は何もしないぞ」などと厳しい口調で注文をつけた。

 村井氏は面会後、記者団に「地元のことをよく分かっている方が大臣に就任して喜んでいます」と防災相から引き続き震災対応に当たる松本氏を評価したが、ある県幹部は「被災地に来て、あの言動はない」と憤っていた。 =朝日新聞 2011年7月3日=


大臣の人格の問題が浮き彫りになってきましたね。
適任者が政府にいなければ外部から招聘すればいいのですが、菅総理にはその人徳がない。不適切でも任命せざるを得なかったのが実情でしょう。
任命責任者としての責任は免れず、国会がまた空転する。人災が人災を招く最悪のパターンが危惧されます。

さらに知事の考え方にも間違いがあると思ってます。
復興に関しては国と地方が対等ではない。
大臣は被災地への御用聞きであるとね。

知事に意見するなど10年早い。
子どもたちを放射能被害から集団避難させ、原発を収束させて、復興が成し遂げられてから、回顧して「あの時は...」と言うなら許せますが。