・【チャバネアオカメムシ】 カメムシ目 カメムシ科


体長 11ミリくらい
時期 4〜10月
分布 北海道、本州、四国、九州、沖縄
食性 柑橘類やりんご、なし、柿など、ほとんどの果樹類。

撮影日 2012.09.03
カメラ SONY SLT-A55VL(α55
レンズ シグマ MACRO 50mm F2.8 EX DG
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
越冬した成虫は春先には周囲の潅木などで過ごした後、春から初夏は果樹の開花期に飛来し、主につぼみを加害しています。
花の時期が終わると、キリやクワ、ヤマモモなどを渡り歩きながら生活し、6月下旬頃に、スギ、ヒノキに移動、そこで産卵を行います。
幼虫はスギとヒノキの果実(きゅう果)を餌として成長し、7月下旬から10月頃に新しい成虫が誕生してきます。
新しい成虫はスギ・ヒノキに餌が沢山残っていれば留まり、移動しませんが、餌を食べつくすと、新しい餌を求めて移動を開始し、果樹園に侵入し、加害することになります。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
7月には長野県病害虫防除所から病害虫発生予察注意報 第1号にて、「果実を吸汁加害するカメムシ類が、今後多発する恐れがある」として発表されていました。