急速充電の落とし穴 姨捨SA〜米山SA間

2015年度は急速充電網が一気に拡充して、遠出の不安が解消される見込みです。
しかし、意外な落とし穴が空いています。

中央高速経由で新潟方面へ行けません。
姨捨SA〜米山SA間(132km)に急速充電施設の設置予定が無いからです。

NEXCO東日本に問い合わせたところ回答がありました。
上信越自動車道につきましては、「首都圏〜長野市」までのご利用が可能となるよう急速充電器の設置を計画しているため、現在、「姨捨SA〜米山SA」の間は整備予定箇所に含めておりません。』

NEXCOの責任範囲は東京から長野まで。
東京から新潟までは関越で整備する。
名古屋からの高速はNEXCO中日本の責任範囲だから新潟へ行けるかどうかは関係ない。
ということ。

一方でNEXCO中日本も名古屋から新潟へ行くなら東海北陸自動車道に充電施設を整備しているというスタンス。
関西からは北陸道がある。

両者の責任の狭間でエアポケットとなってしまった姨捨SA〜米山SA間。
片側一車線の高速道路とは言い難い整備状況と相まって、NEXCO東日本は重要な区間だと考えていないようです。

山梨、長野県のEVユーザーが北陸道で新潟を目指せるようになるのか、それともこのまま見捨てられてしまうのか。

沿線自治体に働きかけて、事態の改善に向けて動き出すようにお願いしようと思います。

NEXCO東日本次世代自動車充電インフラ整備ビジョン
NEXCO中日本次世代自動車充電インフラ整備ビジョン