長野県の死者は7千人超

今朝の信濃毎日新聞の記事
長野県内死者「最大7千人超」 県が10地震被害想定

6日に長野県が発表した被害想定によると、震災による死者は最悪のケースだと7060人に上る。
糸魚川―静岡構造線(糸静線)断層帯の全体が連動した場合だ。

駒ヶ根市はほとんどが5弱から5強の震度となる。
耐震化されていない古い住宅は損壊する恐れがある。
全壊こそ20棟と低めに見積もられているが、半壊や一部損壊はかなりの数になると予想される。

周囲を見渡しても耐震補強していない家がある。
高齢者世帯が多い。

「老い先短いから」とあきらめている人もいるだろうが、ひとたび災害が発生すれば老いていようがいまいが救助の対象となる。
損壊家屋が多ければ、救えるはずの命が失われる危険も生じる。

壊れない家に暮らすことは自分を守るだけでなく、災害時に迷惑をかけないという重要な意味を持つ。
行政は地域住民の耐震意識を高めようとしているが、こうした視点も持ってもらったらいかがだろうか。