電気自動車が停電を救う

現在の家庭用太陽光発電は、自宅で発電した電力のうち自家消費した残りを電力会社に販売している。
だから太陽光発電は変動が大きく電力資源として扱いにくいと言われてしまっています。

しかし、電気自動車と組み合わせたV2Gが普及すると状況が一変します。
既にアメリカでは注目を集めています。

停電大国アメリカで電気自動車(EV)は普及するか?
「電気自動車と電力系統の安定化という需要が結びつくことで、一気に市場が拡大する潜在性がある。」

日産はスペインの電力会社と提携し、自宅で発電し電気自動車に蓄えた電力を電力会社に販売できるようにし、着々とV2Gへ布石を打っている。


移動手段に過ぎなかった自動車が、エネルギーの安定供給に重要な役割を担うようになる。
太陽光売電の優遇が切れる5年後には、V2HはもちろんとしてV2Gも導入したい。


日本で発売されているV2Hの代表例はニチコンのL2Hですが、販売手法に問題があり多くの悪質な盗電を誘発しています。
急速充電器から電気を持ち帰って自宅に供給して節電し、その分だけ太陽光の売電を増やして私腹を肥やす悪党もいます。

こうした悪用を防ぐシステム開発が急務です。
関係メーカーの動きから目が離せません。