東京都知事選挙の争点1

東京都知事選挙の告示日になり各候補が第一声を発した。
自分なりに候補者の特徴が現れているメッセージを洗い出すと下記の通りになった。

鳥越俊太郎:「都民に耳を傾ける知事」
小池百合子:「アベノミクスのもたついている部分を先に実現」
増田寛也:「国や区市町村と連携して実行」

鳥越氏は人柄そのものでジャーナリストらしく話を聞くところが原点にある。
一方で安倍政権に対峙する姿勢が明確で国との軋轢が生じる可能性がある。さらに都議会の大半は「知事野党」になるところから議会運営に手腕が求められる。
主張の相いれない相手に耳を傾けられるかどうかが今後の試金石になりそうだ。

小池氏は良くも悪くも自民党の政治家らしく弱肉強食の思想が根本にある。
不安の解消に努めると力説しているが都議会と全面対決するなど自ら不安要素を作りだしている。
政治家としての歩みは強いものに寄り添い同志でも容赦なく見捨てることができる冷徹な利己主義を貫いてきた方だ。女性候補でありながら女性らしい優しさの不足をどうやって補うのかに注目。

増田氏は組織を重んじる行政人であり、民の声との距離感がある。
近視眼的な都政は順風に見えるかもしれないが、そもそも都知事選挙に至った根本原因である知事と議会なれ合い構造が継続されることで何も改善されない危険性をはらむ。
臭いものに蓋をする役目が明確だが都民が抱く今の都政への不満のはけ口と相反するところが隠し遂せるかが課題だろう

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鳥越俊太郎
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160714-00000571-san-pol

小池百合子
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160714-00000573-san-pol

増田寛也
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160714-00000572-san-pol

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都知事選挙へのスタンス
http://d.hatena.ne.jp/komachan/20160714