・バイパスと商店街

駒ヶ根を通る国道153は中途半端なバイパスになっている。
途中で行き止まりになっていることも一つだが、
それ以上に存在意義が疑問。
バイパスを通る車が少ないからだ。


少ないにはいろいろ理由が考えられるが、

  • 国道の交通量がバイパスを必要としない
    • 国道に平行して農道がバイパスとして機能している。
    • 市内の渋滞はそれほど深刻でなかった。

  伊那市沢渡の交差点の方がよっぽど渋滞する。

  • 使い勝手が悪い
    • バイパスといいながら交差点が多すぎる。
    • 旧道との連絡が悪い

などなど。

ところで、バイパスができると必然的に生じることとして、
「旧市街地の空洞化」がある。
駒ヶ根の商店街はバイパス開通以前から閑古鳥が鳴いていた。
バイパスで大打撃を受けるほど来客がなかったことがせめてもの救いか・・・。


しかし、厳しい財政の中から中心市街地活性化の予算が支出されている。
バイパスを作って郊外店を誘致し、
タダでさえ少ない商店街のお客を引き離していることと相反する。
商店街ではやる気のある店には客が来ている、
しかし、やる気のない店が居座っているからどんどん寂れてしまう。
やる気のないところに金など出しても無駄だろう。
かえって金をばら撒かない方が早くダメダシができて良いかも知れない。