・市町村合併の動き

今朝の朝刊の折込で市報「こまがね」が配布された。
特集のひとつが市町村合併の動き。
その冒頭の一文が今後の方向性を表している。

・・・合併反対が賛成を上回りました。この結果、三市町村の合併協議は白紙に戻ることになりました。

合併特例法の期限内の合併はあきらめ、
合併の協議を白紙に戻して新たな気持ちで合併に取り組むということなのだろう。


開会中の市議会でも市長は、

新たに国や県が策定する合併の枠組みに従い、合併に取り組む。以南はひとつ。

あくまでも合併推進の立場は崩さないようだ。


合併がすべて悪いわけではなく、特例債欲しさに烏合しようとした事が問題だった。
宮田村を含めた四市町村で合併のメリットを検討しておきながら、
宮田が抜けると三市町村の合併協議を四市町村時の資料を基に拙速でやろうとした。
とにかくどういった形でも良いから合併して国から補助金をもらい、
箱物事業に投資したい裏事情が見え見えだ。


中央アルプス市の珍市名が功を奏して補助金に群がる連中の思惑は阻止できた。
次は上伊那広域連合を基礎に真に効率的な行政運営を目指して検討しなければならない。
弱小自治体同士の意地の張り合いや面子にこだわっている今の状況を打破しなければならない。
そのためには、地元への利益誘導型の議員には退いてもらわねば。
選挙公約を遂行できなかった市長は当然率先して引退するべき。
まさか、自己の信念を曲げて緊縮財政の陣頭指揮を執るなどと、
権力にすがりつく惨めな姿をさらすことはないと願いたい。