・市町村合併の動き その2
駒ヶ根市と同じく合併に反対した飯島町の町議選が迫っている。
信濃毎日新聞によれば、
合併推進だった人が急に右から左に変われるのか疑問だ。
金をかけずに住民の満足度を高めるにはさまざまな工夫が必要になるが、
立候補予定者が挙げる対策は
- 住民との対話を増やす
- 行政の無駄遣いがないようにチェックする
と、かなり手厳しく指摘されている。
合併協議を重ね運命共同体を目指した飯島町のこの状態は、駒ヶ根市の議員の資質を映す鏡でもある。
行政の幹部の本音は、「近いうちにまた合併の波が来る」と予測しているのだろう。
そのために、市の理事者(市長や助役など)の報酬額は据え置きだ。
厳しい自立の道へ向けて市長は、
「サービスの削減や負担の増加など、住民の皆さんにお願いすることも出てくる」
と、合併の道を閉ざした市民に「しっぺ返し」を加えるつもりでいる。
しかし自分たちの懐具合には、お抱えの諮問委員会にお済み付けをさせる。
自ら経費削減の陣頭指揮を執って規範を示す度量のない市長に、行政運営への創意工夫を期待できない。
本心で自立に向けて臨むというならば、
自分の任期中には合併論議を再燃しない
と宣言すべし。