・仮面の裏側

駒ヶ根市は子育ての支援に力を入れていることになっている。
確かに、駒ヶ根市のHPをみると○○事業なるものが並んでいる。


子育てに困る親の典型的なパターンは
・Iターンで核家族
・実家や親戚が遠くて「ちょっと」の手助けが受けられない
だと思います。
こういった事情を抱える方には一時預かりの制度があるのだが、
当初は無料だったものが有料化されて利用率が激減している。


さらに追い討ちを掛けているのが、
保育園に入園するためには保証人が必要とされてしまったことです。
保育園に子供を預ける必要のある家庭は両親以外に子供の面倒を見る人がいない場合が多い。
当然、実家や親戚が近くにいない。
こういった家庭に保証人を要求する駒ヶ根市の無神経さにはあきれてしまう。
保育料の取りこぼしが少なくないので懲罰的に導入された感じがする。
行政の効率アップのために市民に足かせをはめている。
明らかにやさしさの感じられない施策だと思います。


保育料の未納者はほんの数パーセントに過ぎないのだから、
個別の取り組みがあってしかるできでしょう。
一部の不心得者を取り締まるために多くの善良な市民まで巻き添えにする必要なまったくありません。


子育てに最も重要なものは「愛情」です。
だからこそ支援をするならば、愛情の後押しをする心配りが求められる。
しかし実態は逆ですね。
困っている人をさらに困らせる悪政だと思います。
市職員が地元に限られ、親戚が近くにたくさんいて、困ることがないから弱者の気持ちが理解できていない。


○○事業といった体裁だけ整えても、心がこもっていなければ所詮仮面でしかないな。
中原市長は補助金を上手に使うハードな面では優れた視点も持っているだろう。
しかし、心を支えるやさしさに欠けている。
子育てを学ぶ機会が無かったから仕方が無いと諦めしかないのだろうか。
親は子に「無償の愛」を提供する。
駒ヶ根市はその親に何をしているか考え直す必要がある。