・経年劣化

昭和伊南総合病院の救急救命センターとしての資格がなくなるかもしれない。


救急救命センターは、妻もお世話になったことがあり、地元にあることが市民としては心強く思っていました。
しかし、県の方針として昭和伊南総合病院がはずされると聞いて、残念に思う反面ついに来たかとの思いもあります。


子供が一ヶ月ほど入院したときにいろいろと観察したのですが、病院としての設備に欠陥というほどではないが、よくできた設備でもないと感じました。
特に、温度管理のための設備の出来が今ひとつのように思えます。
医療設備についてはまったく見当がつきませんが、人に優しくない居住環境から類推すると医療設備にも支障があっても不思議ではないと思います。
資格がなくなる主な原因が、不十分な診療体制だと言われていますので、現状には問題があるのでしょう。


この病院は伊南行政組合が設立したものだとうかがっています。
組合長は中原市長ですね。
できてから26年になるので経年劣化が始まっているのかもしれません。


救急救命センターの資格がなくなるような事態を招いた原因は何だったのでしょうか?
どうして、十分な診療体制を維持できなかったのか不思議に思います。
市民の健康に十分な予算処置が取られていない証とも考えられます。
だとしたら、診療体制の見直しに早急に着手して、必要な予算処置を取ってもらいたいものです。


土地区画事業などに多大な投資をしているから、教育や医療の予算が不十分になっているのではないでしょうか。
市民の望みは安心して子育てができるまちづくりです。
見た目のきれいさも豊かさのひとつでしょうが、それよりも暮らしに不安がない心の豊かさのある駒ケ根市になってもらいたい。


急を要さない土木事業はゆっくりと時間をかけて少しずつ手がけてくれれば十分です。
市民を不安にさせる医療水準や教育の低下にこそ、力を注いで改善してもらいたい。
これができない現状は、市政も経年劣化しているように思えます。