・上げ底の改革姿勢

長野日報へのリンク 『駒ケ根市06年度で収入役廃止 特別職報酬も削減』


駒ヶ根市の財政が逼迫していることに伴う行政機構や給与体系の見直しが発表されました。
収入役の廃止は当然ですが、その下にいる6人もの部長にまったくメスが入らないのはどうしたことでしょうか。


市長らの特別職の給料を5%減額することに決まりそうですが、市の財政の困窮度から考えれば満足できるレベルに達していないと思います。
そもそも、市特別職報酬審議会に1%という常識外の低回答をさせておいて、そこに4%を上乗せしたように見せかける『上げ底』でしかないからです。
テレビショッピングでよく使われる手法ですが、

「特別価格で1個3980円!」・・・ワー安い(タレントの合いの手)
「ちょっと待ってください。本日はさらに特別にサービスしてさらに1個お付けします」
「2個で3980円でのご提供です」

売値を安く見せかけるテクニックのひとつでおなじみだと思います。


こんな姑息な手法を取ってまで自分達の既得権である給与を確保しようとする姿は哀れとしか言えなくなってきました。
市の財政を困窮に導いた責任を取って給与を返上するくらいの気概を見せて欲しいところのはずですから、少なくとも半額に近い〇割の削減があって当然だと思います。


これまでのやり方から察するに、いきなり減額幅を大きくすることなく、幾度にも分けることによってどんどん減額しているように見せかけるつもりなんでしょうね。
演出が見え見えなだけに市長の存在がどんどん小さなものになっていきますよ。