・議員の質(実態)

駒ヶ根市の体質を変えるためには、市長が悪いと批判するだけではだめです。
市が提案する議案に対して市民の声が反映される議会の存在が必要です。


是は是、非は非で行政と議会が良好に対峙する関係が求められます。
しかし、現状の議会は市長のイエスマンが多くを占め、市全体というよりも自分の選挙地盤や関係者の利権が優先する事態に陥っています。


先日、駒ヶ根市議の人格を疑わせる「事件」が発生しました。
伊那谷の将来を考える市民学習会が開かれた会場での出来事です。
閉会後に関係者が残って懇談をしているところへ、ある駒ヶ根市議会議員が訪れました。
彼は泥酔状態でした。

  • 中原市長は苦労人で偉い。
  • 楽な生活をしている公務員に何がわかる。
  • 俺は4年制大学を出て学がある。
  • 生活のすべてを投げ打って議員活動に傾注している。

などなど、自分は苦労人であり、中原市長はさらに苦労を重ねているから政治家として尊敬に値する・・・。
会場にいた大学院の博士課程を卒業した人に学を自慢し、職人として一生懸命生活してきた人に俺は苦労していると自慢する。
その場に居合わせた者は、あきれてなにも言えません。
果ては、公務員は苦労していないから何にもわかっていないと、摩訶不思議な論法でこけおろす始末。
30分ほどの独演会を勝手に演出して去っていきました。


市民が自発的に将来を見据えて建設的な議論をした場に、泥酔状態の議員が訪れる行為は常識を逸脱しています。
とある学会を票田として常にトップクラスの得票を自慢していましたが、こんな非常識な議員を選出していると知ったら支持者の皆さんは恥さらしだと怒られることでしょう。


彼の市民としての人格を問題にする必要はありません。
問題なのは彼が市議会議員であることです。
市議会議員として選ばれていなければ、泥酔して市民の学習会に乱入しても、さしたる事件ではないのですから。