・動員の良し悪し

駒ヶ根市教育委員会が主催で「食育講演会」が開催されます。
・食育講演会 「食が変われば子どももかわる」

゙人間つくり゜に欠かせない食生活の大切さを、これまで大勢のスポーツマンを育てた経験をもとにお話しいただきます。

とのことですから、子育て真っ最中の母親には是非聞いていただきたい内容だろうと思います。


この講演会にはかなりの聴衆を集める必要があるらしく、観客動員の指令が教育委員会から出されています。
学校ごとの割り当て人数に指示があるとPTA会長が申しておりました。
市民のスポーツ活動でも、当日は活動を止めて講演会に行くように圧力がかかっています。


良い内容を効果的にPRすれば聴衆は自然に集まると思います。
それなのに、『都合で来れない人以外は原則参加』と縛りを掛けられてしまうと、嫌気が差してしまうんですよね。
スポーツ活動を止めさせられた市民の話では、「成功しないと実績が認められなくて補助金が減らされるんじゃないの?」と噂になっているとか。


一方、SO(スペシャルオリンピック)代表の細川氏の交流・座談会が3月1日に開催されましたが、とてもよい内容だったと大好評です。
しかし、関係者だけのごく限られた聴衆しか集まらなかったそうです。(20人くらい)
理由はPRがほとんどなかったから。
細川代表は駒ヶ根市役所を訪問するなど積極的に動いていたにもかかわらず、市からの広報はほとんどありませんでした。
・伊那毎日新聞 「スペシャルオリンピックス細川理事長が訪問」


この違いを、子育て支援と障害者支援への力の入れ具合の差だといってしまえば簡単ですが、健常者への子育てと障害者の福祉を区分けする潜在意識があるとすれば問題です。
市民の行動を制約してまで動員してほしいとは思いませんが、良いものは分け隔てなく市民に広報する広い心を持っていただきたいと願います。