・天下りの効果

市政懇談会が三和森コミュニティセンターで開かれました。
・伊那毎日新聞へのリンク 『上穂町区市政懇談会』


市職員の天下りについての質問に対して企画財政課長は

「退職職員が市の関連団体で働いていることは事実。現在5、6人いるが、国などの天下りとは違い、10〜15万円の安い給料で退職金もない。新規雇用の妨げになっているという指摘だが、市としては企業誘致など大きな視野で考えた方が得策だと考えている」

と回答した。


天下りの弊害は認識しているが、それを上回る効果を期待して続けている、という解釈で良いでしょう。
防衛施設庁の談合事件が摘発されたばかりですので、天下りと談合の関連性は衆目の的となっています。

  • 役人の退職後の受け入れ先を確保するためには、若者の雇用を犠牲にしても許される。
  • 企業誘致のためには天下りが必要不可欠。
  • 一部企業の利益を優先する方が市が(自分たちが?)得する。


この結果何が生じるか?
『癒着と談合』の文字が浮き上がるのは必然。
単なる妄想ではなく、国の官僚たちが効果があるとして取り入れているテクニックを地方自治体が模倣していることが明白だからです。


国民の厳しい目にさらされようとしている国家公務員の天下りですが、地方公務員の実態はどうなっているのでしょうか。
駒ヶ根市天下りの実態を市民に明らかにする必要がありそうです。