・市民の負担で栄える温泉

駒ケ根市早太郎温泉郷の開湯十周年記念式典というのが23日に駅前ビルのアルパで開かれたようです。


第三セクター駒ヶ根高原温泉開発という会社が温泉を供給していることになっています。
宿泊10施設、日帰り3施設に給湯しているらしい。
どうにも頼りない書き方になってしまって申し訳ないのですが、
この第三セクターは情報が極めて公開されていないからです。


このような隠蔽された状況の中でも明らかなのが、
議会も温泉開発を市民に負担させようとしていることです。


温泉は給湯を受ける一部の事業者が主たる受益者です。
これらの事業者が新たな源泉開発に応分の負担をしているのか疑問です。
市が保証人になってギャンブルしてまで源泉掘削しなくても、
受益者である上記の13施設が債務保証すればよい話だと思います。


温泉が出たら当然のように給湯を受けて利益を上げるが、
出なかったら市民の税金で穴埋めさせようとの魂胆が許せませんね。
ところが、これを市議会の多数が後押ししている。


当然、市民の代表であるべき善良な市議会議員もいますので反対討論が行われました。

  1. 源泉の可能性に関する調査情報の公開が前提となる
  2. 現状の源泉井戸の検証が必要
  3. 受益者負担の原則により応分の負担をさせるべき

市民としては当然の主張ですが、大多数の議員には都合が悪いんでしょう。
多数決により否決されました。


議員定数を削減することが決まった昨年の議会での討論が思い出されます。

「議員数減は議会のチェック機能の低下をもたらす」、「市民の声を十分に反映できない」
などの反対討論に対して、
議員の質を高めることで対応できる」


この意見がすべてを物語っています。
自ら認めている通り、今の議員は質が高くない、すなわち低い・・・。
市民の税金を使って一部の事業者(市民?)に金儲けをさせているオール与党体質の議員さんたち。
市民の代表であるはずですが、質の低い彼らにとっては一部の市民の利益が最優先。