・市役所職員の良心に問う

駒ヶ根市の財政がひっ迫している事は市民の誰しもが知るところであります。
これまで、4回にわたって仕事量の割りに人件費が高い現状を検証しました。
仕事の内容に応じた人件費に下げるべきだと提言もさせていただきました。


南信以外で役場職員のがんばっている所はないかと探したところ、
東筑摩郡生坂村では財政難に苦しむ中で、役場職員らが村営水道のメーター検針をする「手弁当」の活動が続けられていることを知りました。

役場内で、自立に向けて村の将来を考えていく「村づくり研究会」が発足した。
職員から寄せられた財政対策の一つが水道メーターの検針だった。
「村の人に『自立』と言っているだけじゃだめ。役場も、改革に向けて何かやらないと」。

すばらしい! 駒ヶ根市の職員はつめの垢を煎じて飲ませていただきましょう。
「村の財政改革という当初の目的だけでなく、地域のために働くという職員の意識が高まり、要望などに素早く対応するようになった」
とのおまけまでついて、かなりの効果を上げている様子です。


駒ヶ根市でも、こんな感じでできることから始めてもらいたいですね。
職員の仕事能率を上げて、浮いた時間を外注している仕事に割り振れば良いんです。
世間並みに仕事ができるようになれば、さらに6億円分の仕事量を市の職員だけでこなせるはずです。


一方、給料に見合った仕事をしている優秀な職員がいるとすれば、
反面、足を引っ張る無駄飯食いが存在することになります。
できる人とできない人の判別は一般市民にはわかりません。
やはり、市役所内部で世間並みに仕事をこなすためにはどうしたらよいのか研究してもらいたい。


ところで、この記事を読んで、
「俺は精一杯働いているぞ」
と怒り心頭の市職員がいるかもしれませんが、そんなあなたに言いたい。

精一杯働いても世間並みの仕事ができないんだから恥を知りましょう。
世間ではそんな甘い自己評価は通用しません。
給料に見合う仕事ができないなら辞めなさい。
あなたが辞めても市民は困らないですよ。

このシリーズは、

  • 余剰人員の60人がいなくなる
  • 外部に委託している6億円分の仕事を内部で処理する
  • 仕事量に見合った人件費に抑制する

が達成されるまでは続けます。