・脆弱な通信インフラ

昨日、光通信のことを書きましたが、少々反響がありました。
実際のところは、田舎だからインターネット通信網の整備が遅れているかというと、そうでもない。
返って田舎の方が情報ツールとしてインターネットが重要視されるので、
先進的に設置されているところも少なくない。
ただし、地方都市の中心部が主体で、周辺部は置き去りにされることが多い。


その穴を埋めるのが、JANISのような地域密着型の通信です。
飯島、中川を含むCEKもJANISに乗っかってインターネット通信を展開している。
山つきに暮らす住民にとって、NTTなどの基地局から離れた環境でも有線通信網を活用した地域密着型のインターネットは重宝します。


しかし、通信障害が多すぎるように感じます。
昨日は、5時間以上もインターネットに接続できませんでした。
3月には、連続を含めて8日の間に3回も通信障害が発生しています。
・エコーシティー・駒ヶ岳 インターネット接続サービス 『メンテナンス・障害』


公表されていないものを含めると、かなりの頻度です。
多くは上位回線のJANISの障害によるので、CEKだけの責任とは言えないのですが、
CEKの設備が不具合を起こしたことが原因の場合もあります。


CEKにおける通信障害で表に出ないものが落雷の被害とウィルスチェックのすり抜けです。

落雷によってパソコンに被害が出ることはそれほど珍しくないのですが、
その侵入経路としてCEKのモデムを経由する頻度が高い。
すくなくとも、うちのパソコンはCEK経由で3回もLANボードがだめになった。
一度は、マザーボードまで破壊される大被害。


自然災害だから自助努力で防御することは当然ですが、
ガード機器を付けていても被害が防げないから始末が悪い。
CEKの回線は落雷の被害を受けやすいのではないかと疑っています。
回線事業者としては、被害が発生したら全ユーザーに警報を出す責任があるのではないかと思います。


これはウィルスチェックにも言える。
上位のJANISのウィルスチェックに依存しているようですが、
たまにすり抜けてユーザーのパソコンに到達することがあります。
うちのパソコンでも、今年に入って数回はウィルスを捕まえました。


ウィルスチェックサービスをPRしていますが、そのサービスに欠陥が生じていることは隠されています。
すくなくともCEKのHPの見つけやすいところにはない。
唯一、FAQの項目の最後に申し訳程度に、

  • ウィルスメールチェック・駆除サービスで、ウィルス付メールは完全にパソコンに入ってこないですか?
    • 常に新しいウィルスが出現している現在、すべてのウィルスを100%検出・駆除する事はできません。稀にウィルス付メールが受信される可能性もありますので、不信なメール・添付ファイルは安易に開かないようお願い致します。

とあるだけです。
探さないと見つからない告知では意味がないと思います。


CEKのトップは中原正純ですから、情報開示に後ろ向きなのは理解できますが、
ユーザーとしてインターネットに接続できないと仕事に支障が出るので困ります。
バックアップ回線のダイヤルアップは有料だからサービスが悪い。
自己防衛としては、他の回線を確保しておかなくてはならないのが現状です。
もっと、ユーザーの立場に立った運営に努力してもらいたい。