・取材力に乏しいマスコミ

昨日は、昭和伊南総合病院が「最高基準の評価」を受けたと書いた信濃毎日新聞の記事を取り上げましたが、
信濃毎日新聞の記事はこのところ、駒ヶ根地域のニュースがわずかしか見当たらない。
そのわずかなニュースソースも、市役所からのプレス発表をそのまま鵜呑みにしたようなものばかり。


地域に密着した新聞の代表価格は長野日報でしょう。
日常で起こるさまざま事柄を丁寧に拾い集める取材力は評価に値します。
しかし、行政の汚点については書けない弱みも持ち合わせています。
真実をあぶりだしてしまうと、駒ヶ根市から干されてしまうからです。
マスコミの本来の姿としてはあってはならないのですが、
地域密着型の地方紙の宿命ですから仕方がないでしょう。


地域紙としては伊那毎日新聞ががんばっていると思います。
長野日報には及ばないが、地に足つけてニュースを書いていると思われます。
評価できるのは、行政の隠し事や欠点を見つけて市民に知らせようとする姿勢です。
ここのところは、長野日報とは一線を画している。
さらに、インターネット上で記事の多くを公開しているので、ネットユーザーにはとても身近に感じられます。
過去の記事を検索して調べられるので、紙で読んで気になっていた記事を簡単に探せるところは秀逸です。


信濃毎日新聞はどうでしょうか。
地方紙としてはかなり大手マスコミに属すると思います。
だから、行政に媚びることなく真実を表に出すことができるはずです。
購読者もそれを期待してお金を払っています。


しかし、現状は取材力は無いし、悪政への切り込みもまったくできていません。
地域に密着した駒ヶ根のニュースは、他紙とは比べ物にならないほど貧弱です。


信濃毎日新聞につらく当たる訳があります。
信濃毎日新聞でなければ書けない記事があるからです。
総合力で他の地方紙を圧倒していることを生かして、政治に対峙できる存在だからです。


本社は田中知事を必死に叩いて存在を表していますが、
支社というか駒ヶ根では中原市長を真正面から追求しようとしていません。
まったくの弱腰です。
自紙が置かれた立場を見直して、信濃毎日新聞の記者は取材力をいっそう磨くべきです。


もし、このブログを信濃毎日新聞の記者が読んで的外れだと言いたくなったら、
スクープ記事を新聞紙上に載せて存在を見せてほしい。
特に、早太郎温泉の源泉は駒ヶ根市に固くガードされていて市民に実態がまったくわかりません。
観光客にも源泉の実態を隠して営業を続けています。
良い状態なら進んで情報を公開するはずなので、源泉の現状は最悪ではないかと憶測を呼んでいます。


中日新聞を忘れていました。
購読していなし、ネットの記事もわずかなのでコメントを控えます・・・。