・救急救命センターが残る

昭和伊南病院の救急救命センターが存続する見込みが出てきました。
新聞でも一斉に報道されています。
・朝日新聞へのリンク 『駒ケ根、諏訪、飯田に南信の救急センター』

・長野日報へのリンク 『救命救急センター 再配置修正案示す』

・中日新聞へのリンク 『「昭和伊南」を縮小存続 県が方針』


同病院に10床を残す方針に転換した理由について県は、地元に存続の要望が強かったことと、同病院に専任のセンター長が就任したことなどを挙げている。


今回の件は、同病院の人員配置が不適切だったことを理由に「維持は困難」とダメだしをされていました。
しかし、救命救急センターは設置が承認されると、運営差額を補てんする補助金が国、県から受けられるほか、保険請求の優遇策が適用され、財政的に極めて大きい。
こんな美味しい話を、金の亡者たる中原市長がみすみす手放すはずはない。
県は、というか田中知事は、このような中原市長の本質を見抜いて、今回のお仕置きに踏み切ったとも考えられる。


今回の騒動は、田中知事の勝ちだったですね。
中原市長は安堵したでしょうが、突き放されてすがり付かなければならなかったことで、かなり自尊心を傷つけられたのでは。
中原市長のような時代錯誤の首長が居座る自治体が、いまだに少なからず残っていることを考えると、田中知事の切れ味鋭い手法も魅力的です。
役人上がりの知事だったら、こんなお仕置きはできないでしょうからね。