・猫屋敷と化した我が家

お盆の間、人間はバイオディーゼル燃料の力を借りて、高速道を疾走して帰省していたわけですが、
人間がいなくなった我が家は、猫屋敷となってしまっていました。


長老のキジトラ(容姿は爺くさいがまだ青年)は、普段なら太りすぎ防止のためにえさの量が制限されているのですが、この期間に限っては食い放題なので天国を満喫できました。
唯一の男性(雄)同士でして、もっときびきびと猫らしく飛び回って欲しいと期待しているところであります。


2歳になる三毛は、スタイル抜群、運動神経もずば抜けています。
木登り、枝渡りの術を見ていると前世は猿だったのではないかと思わせます。
食事もスタイルを気にしてか、必要にして最小限で自制している様子。


1歳の茶のキジトラは、引き取った時には虚弱児だったのに、今では三毛より一回りも大きくなってしまいました。
普段は、私の布団を堂々と占拠し、ありがた迷惑よろしく寝床を暖めてくれています。
空飛んできたトンビの大の仲良しでもあります。


最後に登場するは、空飛ぶ猫でありまして、トンビが咥えて飛んで来た劇的な運命で我が家に迎い入れた子猫であります。
空を飛べるほどに軽かったのですが、先輩猫による咬み付き合いトレーニングや追い掛け回しによってたくましく成長しています。
朝は明るくなると、私が寝ている布団の周りをお構い無しに、大の仲良しと一緒に、大運動会を展開します。(彼女らにとって私の存在は単なる障害物でしかないようです)
来た当初は首根っこを掴んで吊り下げると、パニックに襲われていました。
トンビもここを咥えて飛んできたのでしょうね。しばらくはトラウマだったようです。(今ではそんな悠長なことを言わせてやりません)


猫を飼っている方は既知でしょうが、世に言われている猫らしい性格なんてものは存在しません。
4匹はどれもまったく性格が異なり、飼い主(それぞれに担当が割り当てられている)の呼ぶ声に、

  1. しっぽを振って応える
  2. ニャーとないて応える
  3. 寝たまま無視する
  4. 逃げる

と、個性豊かな対応を取ります。


1匹だけ飼っていた頃は、家を留守にして戻ってくると、さもさびしかったと言わんばかりに猫なで声で出迎えてくれましが、4匹もいるとさびしいどころか自由が制約されるのがわずらわしいと言っているような感じがします。


我が家の猫の偉いところは、

  • 屋内では爪とぎをしない(かならず外の材木でガリガリやります)
  • テーブルの上の食べ物に手を出さない(一番のちびはちょっと不安ですがその他は無人でも手を出さない)
  • エサの時間になると知らせてくれる(午前と午後の6時)

上の三匹はしつけができているのですが、末っ子はもうちょっと掛かりそうです。


行くあてのない猫を引き取って5匹になりますが、一匹は不幸にも病気で他界してしまいました。
これが引き金となって、不幸な命が救えるようにできる範囲ではありますが、里親に積極的になりました。
いろんな性格の生き物(人間を含めて)がいると、家の中が和やかになるのがわかります。
特に、猫は媚びないところが気軽でよろしい。


人間5人と猫4匹、雄2と雌7で9人匹家族のエコロジー生活についても、機会を見てお話したいと思います。