・政治家研修会のレポート3

誤解を招く恐れがあるので、断り書きですが、民主党の評価を下げるために書いているのではなく、政治の一面として出会った出来事を紹介しているだけですので、善意の目で読んでください。


田中角栄元首相のショッキングな映像に出鼻をくじかれた感がありましたが、
予想以上に美味しい夕食をいただいて、気持ちもだいぶほぐれました。


次は、ブロック会議。
参加者を8のブロックに分けて、競わせる模擬選挙の意味合いがあるようです。
課題は、総理大臣の選出。
民主党政権交代を達成して、総理大臣を輩出することをイメージさせる狙いでしょうか。


ブロック毎に集まってやる作業は、

  • 政策キャッチコピーの創作
  • 政策公約の選択
  • これらを基にした政党ポスターの製作

この3つが基本になっています。


他のブロックの作業風景は、見ることができませんでしたので、
1/8の実態を紹介しているに過ぎないことをお断りしておきます。
他はまったく違う可能性がありますので、断定的に読まないでくださいね。


概要の説明の後で、座っていた場所を3分割して作業班を振り分けました。
後になれば分かりますが、すべての間違いはここから始まっています。
参加者は個人の資格で来ている人はほとんど皆無で、代議士もしくは候補の事務所単位です。
自ずと座る位置も事務所単位になります。
結果として、作業班の中に事務所単位の大きな派閥が内在されてしまったのです。


私は、キャッチコピーの班でした。
椅子が足りなかったために、壁に寄りかかって座っていたので、右の列に入ることになりました。
班ごとに集まって作業開始となるはずですが、どうもおかしい。
椅子に座っている人と、床に座っている私達が混在したままです。


長野県民ならお馴染みの車座をイメージしたのですが、司会者は椅子からの高みの意見と、
床からの目線が入り乱れたままで進行していきます。
目線が違うし、体の向きもバラバラ、こんなんでまとまった作業ができるのだろうか、鼻から不安です。


不安は、見事に適中しました。
キャッチコピーの候補は、事務所単位で一つ示してください、となってしまいました。
そして、候補の中から多数決で採択されます。
一人できている事務所から、20人も引き連れている事務所までありますので、格差は歴然です。
最大派閥の意見が尊重されることは、はっきりしていますね。
それでも、同点で2案が候補として選ばれました。


ところが事件が起こりました。
多数決で1票しか入らなかったキャッチコピーを考えた参加者からクレームが出ました。

私の考えたコピーは○○の強い思いが込められている。是非候補に加えてもらいたい

強い口調で、周囲を圧倒する勢いで、主張が述べられました。


すると、司会者はなんとしたことか、
「ではそういうことですので、ご提案のあったものを含めて3案で行くことでよろしいでしょうか」
???????????
そんなアホな。でも異論が出る様子がありません。
これが民主党関係者の言うところの民主的な手法なのか・・・。


さすがに黙っていられなくて、
「ちょっと待った!!。なんで1票の案が採択されるんですか。おかしくないですか」
と口を挟んでしまいました。


司会者はこれを受けて、
「では、3番目の案を採択することの賛否を取りたいと思います」
と来たもんだ。????????
違うんじゃないの。


仕方なく、
「それより多い得票の案をないがしろにして、その案だけが再登場させられるのは不公平でしょ」
やっと周囲でうなづく人が現われました。
「3番目を選ぶなら、選外になったすべての案について再投票するべきでは?」
私一人で主張して、再投票の結果、無理やり押し込もうとした案はやっぱり廃案です。


当たり前のことだと思うのですが、現役の政治家も加わっているのに、
非民主的な手法だと思わないのだろうか。
この場は議会とは違うお遊びだから固く考えなくても良いとしていたのでしょうか。
研修会の存在に疑問を持ちました。


この話題は、明日も続けます。