・圧力と根回しの県政運営
村井知事が就任早々に本領を発揮して来ました。
有言実行の部分では、高校再編を延期させることに成功しそうです。
知事選で支援してくれた市長たちへの論功行賞であることは改めて言うまでもない。
一方で、教育委員会は中立だから干渉しない＿としていたはずですが、建前だったことが分かってきました。
中身には干渉はしないが、圧力をかけて中身そのものを変えさせてしまう。
不透明政治の始まりです。
村井知事が自民党的な手法を使って、裏舞台で根回しして、表向きは円滑に事が進んでいるように
見せかけることは、これまでの言動を見ても明らかでしたから驚くには値しない。
それよりも、こんなに県民に分かりやすい形で政治手法を示してくれるとは予想外でした。
もっと、狡猾に影に隠れてやるのだと思っていたら、堂々とやっているので県民をバカ扱いしているのでしょう。
あからさまにやっても、選挙で勝ってしまえばこっちのもの。
任期の４年間を好き勝手にやって、引退後の支援資金稼ぎができれば良いとのお考えのようです。
如何にバカにされようとも、選挙で選んでしまった県民には手の出しようがない。
村井氏を担いだ市長たちも好き放題に動き始めています。
長野市の鷲沢市長は、「知事と私的に懇談して、個人的な意見を申し上げた」。
市民や県民の見えないところで、格付けされた首長と知事の裏取引が半ば公然と行われている。
駒ヶ根市長のコメントは、さらにおぞましい。
誠実で気遣いがあり、知識が豊富。重責に見合った方が知事になられた。住民生活の向上のため、前県政で損なわれた国と県、市町村の関係改善を進めながら、福祉や産業をはじめとする諸課題に連携して取り組みたい。
税金使って自己に利益をもたらす産業を育てる手法はまったく同じなので、
こんなに都合の良い知事が来てくれたことに諸手を挙げて大喜びです。
知事選の公約だったボイス81も、全市町村長が一堂に会する形では儀式的になりがちとして、
撤回する意向を示しています。
表立った舞台で話しをされると困ることもあるので、長野市長から順番に長野詣でをしていただいて、
市民と県民の見えないところで根回し政治が横行します。
やりたいようにさせておいて、油断したところで司法訴えるしかないのかな。
お先真っ暗です。
