・政治家研修会のレポート5

模擬「総理を選出するための選挙に先立ちまして、評論家の森田実氏による講演を聞かせていただきました。
政治家を直接拝見する機会が少ないこと以上に、
政治評論家が特定の政治集団に話をする機会に参加するなんぞ初めてですから期待が膨らみます。


題目は「日本の再生のために何が必要か」だったと思います。
純粋に政治の話しですので、市民レベルで興味をそそられるものは少ないのですが、
政治を理解するためにの基礎知識としては大事なことをお話しされていました。


論点は「国家を取り巻くペンタゴン構造」に集約されていました。
ペンタゴンといえば、アメリ国防省が真っ先にイメージされます。
建物が五角形をしているから、そのような呼称があるのだと認識していますが、
日本にも、重要な5角形が存在するのだそうです。


それは、

の五つだそうです。


上の三つは、お馴染みですが、後の2つは何となく理解できそうですが、決め付けるまでには至っていませんでした。
しかし、森田氏の真剣な語り口から、この二つの病巣の大きさに改めて気が付かされました。


学者とマスゴミ_あっ間違ってましたました、マスコミですね。
これらは、社会の流れに乗り遅れたり、乗り違えたりすることを極端に嫌うようになってしまった。
それは、ここ数年で顕著になったと言われていました。


自民党一党支配が決定付けられて、物申すことの重要性よりも、
はじき出されないことへの必要性が勝る傾向が強まってしまった結果だそうです。
客観的な批判勢力として、独立していなければならないにもかかわらず、
時の権力に阿(おもね)って、自己保全を優先する。
あってはならないことが、起きてしまっている。


森田氏も、中立的な立場で活動されてきましたが、このままでは言論の中立性が確保できないと判断され、
あえて民主党支持を表明されて、小沢応援団としての立場で評論活動をされると宣言されていました。


中立を装って、自民党に擦り寄るエセ評論家や国民を惑わすマスゴミ(訂正しませんよ)の姑息な態度に比べれば、
森田氏が、民主党支援を前提に評論活動されるのは、真っ当な事だと率直に評価できます。
自民党支持者の立場からしても、立場がはっきりした評論は参考になるのではないかと思います。


森田氏の評論を私の言い訳に利用させていただくのは申し訳ないのですが、
このレポートは、民主党の一部が持つ隠したい恥部をさらけ出してしまっている点で、困った存在だと思います。
しかし、民主党の今後を思えばこそ、あえて苦言を呈している市民の声として寛大に受け止めていただきたい。
悪いところは隠して、良いことだけ紹介するのでは、市民の信頼は得られないと思うからです。


民主党が政権をとるためには、市民に出来る限り正直になってもらいたい。
秘密を暴く必要はないですが、改善すべきを指摘している点を注視していただきたい。
期待の表れが、叱咤激励になっていることを念頭に記事の存在を容認してもらいたい。