・塩尻市長選挙と長野県知事

塩尻市長選挙が村井知事とその一派の色に染まってしまっている_との情報提供をいただきました。
長野県知事選挙後では最初の市長選挙です。
村井知事が市長とのつながりを強める意向を示していることから、目が離せない存在です。


塩尻市長選挙に立候補しているのは、

  • 現職の小口利幸氏(55)
  • 新人の青柳充茂氏(53)

の二人。


小口氏は、中心市街地の再生と、人口増加地域である広丘駅周辺の都市基盤整備などを公約として訴える。
青柳氏は、市が進める市民交流センター(仮称)計画の中止と、中心市街地活性化策見直しなどを主張。


一見すると、どこにでもある現職と新人の一騎打ちと見られがちだが、
裏では、村井知事の周辺が蠢(うごめ)いているようです。


提供していただいた塩尻市長選挙の概要は↓のようなものでした。

塩尻市を活性化するために、現職小口市長が計画してきた市民交流センターに、青柳氏は市議として反対してきて 今回の市長選立候補に至った。
そこへ是非とも小口氏を追い払いたい村井派に乗り込まれたという形らしいです。
今回知事選で、唯一田中氏を支持した小口氏へのシッペ返し、またはその他の市町村への見せしめではないでしょうか。「知事が替わったのだから市長も替えなくてはいけない。塩尻から長野県を変えよう」みたいな替え歌みたいなキャッチコピーを唱えているそうです。

青柳氏の事務所には、石田治一郎やら嫌疑から祝電がきてるそうです。多分どうしようもなく仕切られているのではないかとの話しです。
小口氏選挙事務所には田中氏を支持していた県議が足を運んでいるようです。表の構図は市長選ですが、裏では田中消しが上手に動いています 。

塩尻市はちょっと手を入れないとますます沈下していきそうな感じはします。
図書館に駐車場がまったく無く、本を借りるのに隣の市役所の駐車場にでもいれないとダメなんです。そこも他の施設と共用だから混んでいて、その一帯はいろんな市の施設があるのに雑然としていてかなり効率が悪く、手をいれる必要は感じます。


塩尻市議だった青柳氏については、情報が少ないのですが、ポイントとなりそうなものをご紹介します。

田中康夫党首を応援する会」の代表だったんですね。
そのときの宣言文が、これ → http://02.members.goo.ne.jp/home/zigoku49/diary/a/71.html
表面上は、熱烈な応援団だったんだと受け取れれます。


ところが、今回の知事選は「脱田中」を鮮明にし、村井氏を支持したという。
出馬表明の席でも「変革の流れを塩尻で止めてはいけない。現市政では県とのパイプを築けるか疑問」と強調。
表向きの信念がこんなにもコロコロ変わってしまう人もいるんだな。


一方の小口氏は、4年前の出直し知事選では、圧勝した田中康夫氏を勝手連的に支援。
直後の市長選では告示2週間前の立候補表明にもかかわらず、田中氏勝手連の支援も受けて初当選し、
県内市町村長では数少ない「親田中知事」と見られていた。


塩尻市長選挙を報じた信濃毎日新聞の記事があります。
塩尻市長選「関心ある」69% 投票する人「決定」4割」 記事引用 →*1

投票する際に最も重視することでは「政策」を挙げた人が52・8%と最も多く、続いて「人柄」が15・7%、「実績・経歴」が13・7%。9月1日にスタートした「村井新県政との関係」は7・2%にとどまっている。


有権者の関心は、村井県政との関係にはないにもかかわらず、実際の候補者の裏には、
村井知事の影響力が見え隠れしています。
塩尻市民には、世論調査のとおりに「政策」で市長を選んでいただけるようにお願いしたいですね。
間違っても、「村井県政になったのだから、田中応援団?から豹変した村井支援者を市長にしなければ」
なんて、ことにならないように。


追記。

*1:信濃毎日新聞社は15日、塩尻市長選(17日告示、24日投開票)を前に、市内の有権者600人を対象に行った電話世論調査の結果をまとめた。市長選に「関心がある」とした割合は69・3%で、新人4人が争った前回選の告示前調査の72・8%をやや下回っている。「関心がある」割合は年代が上がるほど高く、60代以上は80%を超える。一方、20代は41・5%で、「ない」の56・9%を下回った。地域別では、塩尻町など市中心部で「関心がある」が7割台と高水準だったが、松本市ベッドタウンとして人口が増えている市北部は6割台、昨年4月に合併した楢川地区も6割余で、地域差が見られた。市長選は今のところ、現職と新人の計2人が立候補を表明している。「誰に投票するか決めている」は43・3%で、「決めていない」の55・5%を下回った。50代以上はいずれも過半数が「決めている」としたが、40代は43・5%、30代は32・5%で、20代は10・8%。選挙戦では各候補が若年層にどう浸透を図るかも鍵になりそうだ。投票する際に最も重視すること(2つ以内)では「政策」を挙げた人が52・8%と最も多く、続いて「人柄」が15・7%、「実績・経歴」が13・7%。9月1日にスタートした「村井新県政との関係」は7・2%にとどまっている。