・村井知事の常識は非常識2

昨日に引き続きまして、産経新聞による村井知事のインタビューです。

  • ダム建設事業をどうするか
治水のためにダムを作らざるを得ない判断があるなら、人命を大切にし、崩れやすい県土を維持していくためには、ダムは選択肢として考えざるを得ない。専門家の判断はいるが、議論すべき論点は尽くされているのではないか。ダムを作らずになんとかならないかと田中前知事時代にやってきた結果、あれも、これもダメとなれば、答えは、おのずと出てきていたと思う

ダムの代替案が、反対勢力によって進まない状況をして、代替案がダメならダムしか方策が残ってないと、
まことに都合の良い解釈です。
ダムの代替案という治水のための十分条件の一つが反対されたことで、ダムが必要条件になるとの論法です。


ダムの建設は、治水のための十分条件であって、必要条件ではありません。
治水の方法はダム以外にも、いろいろとあるからです。
しかし、村井知事にとっては、何が何でもダムは治水のための必要条件としてしまいたいようです。
高校の数学の授業を受けなおした方が良さそうです。


本当は、ダムの議論をこれから始めると、科学的には過剰な施設だと結論が出るのが怖いんです。
緑のダムの必要性が、立証されると困るんです。
だから、外堀から埋めていって、既成事実化しちゃうんですよ。
国会議員時代に身につけた、政治屋の知恵ですね。


議論をすり替えて、民衆を騙して自分に都合の良い思考過程に導いていく。
小泉首相が得意とした戦法ですが、実は小泉本人が得意なのではなくて、
影で操っている人物が得意としているらしい。
その人物は、安倍内閣でも操縦席に居座って、村井知事を遠隔操作しています。

  • 任期付き職員に国会議員時代の秘書らを登用することに議会から反発があり、撤回した
どうしてあんなに抵抗感ができたのかわからない。誤解を解くということ。過大評価された。運用は不適切だったが、田中前知事のやったことで1つ評価しているのは任期付き職員の活用。県庁は純粋培養主義。そこへ任期付き職員を入れていったのはよいことだった。中央省庁もどんどん民間人を入れている

代議士時代からの私設秘書を任期つき職員にすることが悪いことだと思わない。
秘書の給料を自腹で払うのは大変なので、県の職員にしてしまえば在任中はすべて県民が負担してくれる。
誤解どころか、誰が考えてもこんな理不尽な行為が許されてよいはずがない。


しかし、村井知事には「わからない」のでしょう。
一般常識で物事を考える頭脳をお持ちでないようです。
県民の常識で考えることができないことがはっきりしています。
知事としてまことに不適切な頭脳をお持ちとしか言いようがない。


こんな程度の理解力しか持たないのが村井知事です。
一般県民の常識からすると、理解できない理屈を述べて当然のことだとおっしゃる知事です。
反対に、常識で考えれば拒否されて当然なことが理解できない。
痴呆の症状が出ていると揶揄する声もありますが、あながち外れているとは思えません。


県と国の間を徘徊しないように見張っていないと、大変なことをしでかすかもしれません。